【そこまで言って委員会】埼玉県の水着撮影会騒動、県の対応に賛成?反対?
2023.08.09
明石市の子育て支援策、大阪府の高校学費無料化など、いま地方行政の手腕が問われている。8月6日放送の「そこまで言って委員会NP」は「地方行政は誰のもの!?徹底討論SP」と題して、前明石市長・泉房穂氏、元大阪府知事で元大阪市長の橋下徹氏、そして元横浜市長で参議院議員の中田宏氏が出演。いつもの論客たちと地方行政の課題を議論した。
面白かったのが最後のテーマ、埼玉県の水着撮影会騒動についての議論。今年6月、埼玉県営水上公園のプールでの水着撮影会が中止になった。県民から、水上公園で撮った“わいせつな”写真が掲載されていると指摘があり、共産党の県議団が「施設を貸し出すべきではない」と県に要望したのだ。賛否両論を呼ぶ騒動となり、県は7月に水着撮影会の開催許可条件を公表。NGとなる水着やポーズの例も画像で発表され、さらに話題となった。この件の対応に賛成か、反対かを論客たちが議論した。
グラビアモデルでもあるRaMu氏(タレント)は県だけでなく全関係者に批判的だ。
「登場人物全員に問題がある。全員悪い。撮影会を主催した団体が過去に未成年を出していた。その時点でダメ。 それを偵察もせずに頭ごなしに中止しろと言った共産党もダメ。その団体の撮影会だけでなく全部中止にした埼玉県もダメだし、どんどん危ない格好していくグラドルもダメ。登場人物みんなに非がある。水着撮影会自体は、カメラマンを目指す人たち、単純にカメラが好きな人たちでグラビアが好きな人たちが被写体を撮る会なので、そんなに過激なエロいところではない。」
須田慎一郎氏(経済ジャーナリスト)は参加者の立場を汲んで言う。
「参加料が高く、1万円から5万円する。5万円払ったら期待しちゃう。高いお金をもらう以上、 過激になっていく傾向はある。」
泉房穂氏は対応の曖昧さを批判する。
「ルールの明確化は必要。どっちとも取れるような、道徳や価値判断を許可条件に入れるべきではない。ダメならダメ、やらせるなら自由、どっちかだと思う。未成年はダメとか。“公序良俗”みたいな曖昧な言葉で丸バツつけるべきじゃなくて、誰が見てもわかる基準にした方がいい。特に行政がやる場合には。」
中田宏氏は逆にルールは明確にできないと発言。
「僕だけが賛成の立場。ただ、ルールと言っても、埼玉県が示した過激なポーズや水着の実例を挙げていたが完全に明確にするのは無理。」
橋下徹氏は経験を基にこう言う。
「むしろ公序良俗に触れる、わいせつに当たる場合だけはダメで、原則自由が公の施設だと思う。すでに“わいせつ”という基準がある。また未成年の場合は親の同意があっても、未成年者の本当の意思かどうかあやふやだから、そこはダメにするべき。」
中田氏が反論。
「未成年はわかりやすい。ただ、ポーズの話になるとわかりにくい。明確な線引きはできない。」
ここで須田慎一郎氏が、埼玉県のNGポーズを指差しながら番組議長・黒木千晶アナに「ちょっとやってみてよ。」と驚きの発言。黒木アナが「やらないよ!」と強烈に否定し、スタジオは騒然となった。
竹田恒泰氏(作家)はNG図を批判。
「今回の話題の中で1番エロいのがこのNG図。本物よりエロい。しかも解せないのは、貝殻はダメだと書いてある。しじみならわかるが、ホタテならいいだろう!」
橋下氏がNG図について解説。
「これがわいせつに当たるかと言ったら、刑法上のわいせつには当たりにくい。」
黒木アナがまとめようと発言。
「利用者のモラルによるのでは。」
中田氏は相変わらず県の姿勢を支持。
「そうではなく、施設を貸し出す側の基準が、 公序良俗だの公共の福祉が大義名分だけれども、どのくらいかの判断をしていくのかは、やっぱり施設側。」
丸田佳奈氏(産婦人科医・タレント)はNG図に理解を示す。
「アイドル側の歯止めにはなると思う。撮影者がどんどん集まるなら過激なことしてやれとなっちゃう。例であっても、こういうのはダメだと提示されれば、少し歯止めがかかる。」
須田氏がまた参加者の立場を代弁。
「参加者から言わせていただくと、こういうことになるケースはほんとにない。ごくごく稀。マネージャーとか事務所がガードする。」
竹田氏が須田氏につっこむ。
「反対とか事なかれ主義とか偉そうなこと書いてるが、結局女性の水着を見たいだけでは?」
須田氏が開き直って「いや、撮りたいだけ。」と言って一同爆笑した。
「公序良俗」というのは確かに人により違って曖昧かもしれない。主催者と参加者の自由と節度に任せていいような気がするがどうだろう。
面白かったのが最後のテーマ、埼玉県の水着撮影会騒動についての議論。今年6月、埼玉県営水上公園のプールでの水着撮影会が中止になった。県民から、水上公園で撮った“わいせつな”写真が掲載されていると指摘があり、共産党の県議団が「施設を貸し出すべきではない」と県に要望したのだ。賛否両論を呼ぶ騒動となり、県は7月に水着撮影会の開催許可条件を公表。NGとなる水着やポーズの例も画像で発表され、さらに話題となった。この件の対応に賛成か、反対かを論客たちが議論した。
グラビアモデルでもあるRaMu氏(タレント)は県だけでなく全関係者に批判的だ。
「登場人物全員に問題がある。全員悪い。撮影会を主催した団体が過去に未成年を出していた。その時点でダメ。 それを偵察もせずに頭ごなしに中止しろと言った共産党もダメ。その団体の撮影会だけでなく全部中止にした埼玉県もダメだし、どんどん危ない格好していくグラドルもダメ。登場人物みんなに非がある。水着撮影会自体は、カメラマンを目指す人たち、単純にカメラが好きな人たちでグラビアが好きな人たちが被写体を撮る会なので、そんなに過激なエロいところではない。」
須田慎一郎氏(経済ジャーナリスト)は参加者の立場を汲んで言う。
「参加料が高く、1万円から5万円する。5万円払ったら期待しちゃう。高いお金をもらう以上、 過激になっていく傾向はある。」
泉房穂氏は対応の曖昧さを批判する。
「ルールの明確化は必要。どっちとも取れるような、道徳や価値判断を許可条件に入れるべきではない。ダメならダメ、やらせるなら自由、どっちかだと思う。未成年はダメとか。“公序良俗”みたいな曖昧な言葉で丸バツつけるべきじゃなくて、誰が見てもわかる基準にした方がいい。特に行政がやる場合には。」
中田宏氏は逆にルールは明確にできないと発言。
「僕だけが賛成の立場。ただ、ルールと言っても、埼玉県が示した過激なポーズや水着の実例を挙げていたが完全に明確にするのは無理。」
橋下徹氏は経験を基にこう言う。
「むしろ公序良俗に触れる、わいせつに当たる場合だけはダメで、原則自由が公の施設だと思う。すでに“わいせつ”という基準がある。また未成年の場合は親の同意があっても、未成年者の本当の意思かどうかあやふやだから、そこはダメにするべき。」
中田氏が反論。
「未成年はわかりやすい。ただ、ポーズの話になるとわかりにくい。明確な線引きはできない。」
ここで須田慎一郎氏が、埼玉県のNGポーズを指差しながら番組議長・黒木千晶アナに「ちょっとやってみてよ。」と驚きの発言。黒木アナが「やらないよ!」と強烈に否定し、スタジオは騒然となった。
竹田恒泰氏(作家)はNG図を批判。
「今回の話題の中で1番エロいのがこのNG図。本物よりエロい。しかも解せないのは、貝殻はダメだと書いてある。しじみならわかるが、ホタテならいいだろう!」
橋下氏がNG図について解説。
「これがわいせつに当たるかと言ったら、刑法上のわいせつには当たりにくい。」
黒木アナがまとめようと発言。
「利用者のモラルによるのでは。」
中田氏は相変わらず県の姿勢を支持。
「そうではなく、施設を貸し出す側の基準が、 公序良俗だの公共の福祉が大義名分だけれども、どのくらいかの判断をしていくのかは、やっぱり施設側。」
丸田佳奈氏(産婦人科医・タレント)はNG図に理解を示す。
「アイドル側の歯止めにはなると思う。撮影者がどんどん集まるなら過激なことしてやれとなっちゃう。例であっても、こういうのはダメだと提示されれば、少し歯止めがかかる。」
須田氏がまた参加者の立場を代弁。
「参加者から言わせていただくと、こういうことになるケースはほんとにない。ごくごく稀。マネージャーとか事務所がガードする。」
竹田氏が須田氏につっこむ。
「反対とか事なかれ主義とか偉そうなこと書いてるが、結局女性の水着を見たいだけでは?」
須田氏が開き直って「いや、撮りたいだけ。」と言って一同爆笑した。
「公序良俗」というのは確かに人により違って曖昧かもしれない。主催者と参加者の自由と節度に任せていいような気がするがどうだろう。
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