【高校サッカー】聖地・国立競技場へと続く過酷な戦い！全国屈指の激戦区・大阪を制し選手権の切符を掴むのはどこだ。

2024.10.25

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　10月27日（日）「第103回全国高校サッカー選手権大会　大阪大会」のベスト8をかけた試合が大阪・J-GREEN堺で開催される。
　読売テレビでは「興國高校VSアサンプション国際高校」、「東海大仰星VS近大附属」の２試合をスポーツＷＥＢメディア「あすリートチャンネル」にて生配信を行う。そこで、番組担当のディレクターに大阪大会の見どころや注目ポイントを伺った。

絶対的王者不在！毎年代表が変わる大阪大会はここからさらに盛り上がりをみせる。

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夏のインターハイに出場した興國高校

　年末年始にかけて行われる全国高等学校サッカー選手権大会。「冬の国立」や「選手権」という呼び方で認知されている高校サッカーで最も有名な大会である。
　その選手権に大阪から出場できるのはわずか１チーム。そんな狭き門となっている大阪予選の現在の状況について聞いてみると、「10月20日に試合が行われ、ベスト16が決まりました。そして10月27日からベスト8をかけた戦いが行われます。夏のインターハイに出場した興國高校、阪南大高だけでなく、昨年の大阪代表・東海大仰星、履正社、大阪桐蔭や近大附属など強豪校も順当に勝ち上がりを見せており、ここから強豪同士の戦いなど大阪予選がさらなる盛り上がりを見せます。
　というのも、大阪代表は2014年の履正社高校を最後に2年連続で選手権代表になった高校はありません。そのため我々スタッフもどこが優勝するのか全く予想がつかず、戦力的に頭一つ抜けているチームが負けると言ったこともざらにあります。さらに大阪は全国屈指の激戦区で、予選参加加盟２０６校という全国でも指折りの予選参加校数に加えて、全国レベルの高いチームが揃っているので、毎年代表が入れ替わるようなことが起きています。だからこそ強豪が鎬を削るここからの予選はさらに面白くなります。」

インターハイの雪辱を晴らしたい興國と東海大仰星対近大附属の強豪対決を配信。

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決勝の実況を務める平松翔馬アナ

　あすリートチャンネルでは「興國高校VSアサンプション国際高校」、「東海大仰星VS近大附属」の２試合を生配信するが、試合の見どころについて聞いてみると「昨年の大阪代表でもある東海大仰星と近大附属の試合はベスト１６屈指の好カードです。2年連続出場を目指す仰星ですが、前述した通り連覇を果たしたチームは近年ありません。そして近大附属は組織的な守備が光る強豪校で簡単に点数を奪えるようなチームでもないため、1点で試合が決まるかもしれません。近年の実績から仰星が有利とみる人も多いですが、近大附属の下剋上のチャンスは十分あると我々は見ています。
　もう１試合ですが、アサンプションは、近年力をつけてきた高校であります。そしてそこを迎える興國は、今年の夏に初のインターハイに出場したのですが1回戦で静岡の名門・静岡学園に敗北してから調子を落としていました。しかし、先日の大塚高校戦でが５対０と大勝し、復調の兆しを見せていましたので注目です。」

　また、決勝の実況も務める平松アナも興國に取材しており、興國の印象を聞くと、「興國高校は200人を超える部員の圧力のある応援、そして主導権を握り仕掛けていく攻撃的なサッカーは今年も健在です。特に前線の7番の2年生エース・芋縄叶翔（いもなわかなと）選手はボールをもらうためにいろんな動き出しをして工夫をしていたのが印象的でした。大塚高校戦では前半12分、右から崩してその7芋縄選手が中央で滑り込んで先制点。その後も振り向きざまの左足シュートなど魅せる得点もあって芋縄選手はハットトリックの大活躍。インターハイでの敗戦直後『選手権ではチームを救う点を決めるために、新たにゼロからやっていきたい』と語っていましたが、その言葉通り初戦から大活躍を見せました。」とのこと。夏の雪辱を晴らしたい興國高校に注目したい。

【高校サッカー】履正社 VS 東海大仰星＜アーカイブ完全版＞第102回全国高校サッカー大阪大会決勝

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優勝を狙うそのほかの強豪校にも注目

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　競合でしのぎを削る大阪予選。そのほかの有力校を聞くと、「まずは阪南大高です。興國と夏のインターハイに出場した学校です。そして毎年のように選手権予選ではベスト４に食い込むチームです。チームだけではなく個人のレベルも高いチームです。夏のインターハイでは初戦突破を飾りました。夏に全国を経験し、再び全国の舞台で戦いたいというモチベーションが高いチームです。
　続いて履正社高校です。部員数が少ない少数精鋭の学校が特徴的なチームでこちらもチームだけではなく個人のレベルも高いチームです。ただ、今年は調子を落としています。昨年プレミアリーグWEST8位で関西プリンスリーグ１部に降格という憂き目に会いましたが、戦力から言って今年はリーグを圧倒すると思われていました。しかしプリンスリーグで思うように勝ち星を上げられず苦戦を強いられています。それでもやはり地力は十分ありますので、優勝候補の一角であることは間違いありません。」

SNSを絡めた広報戦略と、ハーフタイムショーで今年もバックスタンド満席計画。

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高校サッカーYTV公式tiktok

　昨年、大阪予選の盛り上げとヨドコウ桜スタジアムで行われる決勝戦のバックスタンドを埋めるため、tiktokを中心としたSNS戦略と、歌手のHIPPYさんによる『君に捧げる応援歌』のハーフタイムショーが行われた。満席までは埋まらなかったが二つの仕掛けによる一定の成果が出たという。今年の決勝が行われるヤンマースタジアム長居で、そう言った施策を行うか尋ねると「もちろん今年もバックスタンドを埋める施策を行います。去年から継続して今年もtiktokを活用して選手やチームを紹介しています。高校生のSNSで主流がtiktokなのでそこから同世代の高校生にリーチができるやり方として力を入れています。そして、決勝戦当日は、大阪産業大学附属高等学校　吹奏楽部の力をお借りして、昨年同様マーチングバンドによる選手入場で始まる前から盛り上げます。そしてハーフタイムショーでは、今年のパリ五輪で注目を集めたブレイキンのダンスショーを行います。こちらはプロと現役高校生が一緒に踊ることを考えています。会場の雰囲気も素晴らしいものなので、冬の国立に向けた高校生たちの熱い戦いをぜひ会場で体感ください！そして配信ならびに放送で大阪予選をお楽しみください。