硬派な論客たちも認めるしかない!”歌い手”Adoの歌唱力をおじさんたちが大絶賛!
2023.01.20
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1月15日(日)放送の「そこまで言って委員会NP」は、外交や経済に強い論客たちが集まって、各界の要人たちについて語る企画「そこまで知って紳士録」。今回は2023年新春版としてロシアの民間軍事組織・ワグネルを率いるエフゲニー・プリコジン氏、昨年、台北市長に就任した蒋介石のひ孫、蒋万安氏、次期アメリカ大統領選への出馬も取りざたされるフロリダ州知事ロン・デサンティス氏、次期日銀総裁候補として雨宮正佳氏と中曽宏氏を取り上げた。
そんなハードな議論の後、最後に取り上げたのが“歌い手”のAdo氏だ。Ado氏はボカロP(音楽制作ソフトやボーカロイドのソフトを使い楽曲制作やリリースをするプロデューサー)が制作した楽曲を歌って投稿する”歌い手”として注目を集め、2020年に『うっせえわ』でメジャーデビューし社会現象となった。メディアには声のみで出演し、自らをアーティストではなく”歌い手”と呼ぶ。2022年10月にはアメリカの名門音楽レーベル、ゲフィンレコードとパートナーシップ契約し、今や世界での活躍が期待される存在だ。
番組から論客たちへの質問は「あなたはAdoを知っていますか?」というもの。論客たちの年齢を考えると知名度は低いのでは…と思ったら!意外にも8人中7人が「知っている」と回答。これに番組議長・黒木千晶アナが「本当に皆さんちゃんと知っているの?」と驚くと、唯一「知らない」と答えた門田隆将氏(作家・ジャーナリスト)が反応。
「『うっせえわ』の歌は知っている。けれど歌い手Adoさんは普通は知らないだろう。宮家さんなんか絶対見栄を張っている。」と宮家邦彦氏(立命館大学 客員教授)を疑う。
言われた宮家氏は余裕で答える。
「うちの息子は元々ミュージシャンで、今はサウンドディレクターをやっている。彼からも聞いたが、とにかく歌が上手い。昔は、歌唱力のないアイドルも多かったが、もう、そういう時代ではない。匿名でもボーカロイドを使ってすごい曲を作れる。そしてそこには著作権が発生しないから、歌い手さん達は自由に歌える。そういう新しいマーケットができて、昔とはまるで状況が違う。そんな今の歌い手の世界でも、息子曰く、Adoは歌唱力が圧倒的だ。」
黒木アナが「宮家さんが外交と同じテンションでボーカロイドを語るのでびっくり。」と感心する。
岡部芳彦氏(ウクライナ研究会 会長)が追随する。
「NHK紅白歌合戦を見ると、もう顔を出して売る時代じゃない。拡張現実(AR)で見せられると、これでもいいかなと強く感じた。」
黒木アナが須田慎一郎氏(経済ジャーナリスト)の回答「最初はパフュームと勘違いしていた」を見て
「須田さん、Perfumeってローマ字じゃなくてカタカナなんですね。」とイジるが、
須田氏は「(縦に)書けねえだろう!」と憤りつつ続ける。
「最初出てきた時、Perfumeかなと、打ち込みの音楽で人工的だから思った。だが私は事務所が秋葉原で初音ミク世代だから、よく知っている。」
「初音ミク世代なんですか?」と黒木アナは半笑いでツッコんでいた。
小西克哉氏(国際教育大学 客員教授)は
「もちろん歌は知っていたが、すごいと思うのはイラスト。僕は絵に興味あるから、あのイラストのブルーが秀逸だと思う。Adoさんの歌を聴くとき、頭にこびりついている。」
丸田佳奈氏(産婦人科医・タレント)は「娘がハマっちゃって」と回答。
「『ONE PIECE FILM RED』を見に行ってから、Adoさんの歌が映画で7曲ぐらい流れるので、娘が全部覚えて、家でもよく流す。最初に『うっせえわ』を聞いた時、10代と思わなかった。声の質もあるが、 テクニックがある。しかもご自身で練習して、ああなったのが凄い。顔を出さないので、歌で評価される。今は両極端で、歌で評価されるか、アイドルとして売り出すか。この10年、20年で分かれた。」
ここで須田氏が突拍子もないことを言い出す。
「我々コメンテーターもAIがやって、顔も出さなくなったり・・・」
これに番組秘書・野村明大アナが「でも、須田さんの顔のデカさはAIでは表現できない。」と突っ込むと須田氏は「余計なお世話だよ!」と憤慨。
最後に「ストレス解消に大音量で」と答えた峯村健司氏(キヤノングローバル研究所 主任研究員)がその意図を語る。
「『うっせえわ』が流行った時は、僕はまだ新聞社に在籍していて、渾身のスクープにうるさい上司がいちゃもんつけてきた。『この野郎』と家に帰り、この曲を大音量で聞いて、ウサを晴らしていた。」
これに門田氏が「近所の人が迷惑して『うっせえわ』って言われたのでは。」とオチをつけた。
この日はなかなかにハードな議論が続き、最後にAdo氏の話題になったギャップも面白かったが、論客たちがそれなりに音楽やAdo氏について語ったのが興味深かった。Ado氏の歌唱力はそれほど凄いということだろう。ぜひ世界でも活躍して、暗いこの国を明るく照らしてほしいものだ。
【文:境治】
そんなハードな議論の後、最後に取り上げたのが“歌い手”のAdo氏だ。Ado氏はボカロP(音楽制作ソフトやボーカロイドのソフトを使い楽曲制作やリリースをするプロデューサー)が制作した楽曲を歌って投稿する”歌い手”として注目を集め、2020年に『うっせえわ』でメジャーデビューし社会現象となった。メディアには声のみで出演し、自らをアーティストではなく”歌い手”と呼ぶ。2022年10月にはアメリカの名門音楽レーベル、ゲフィンレコードとパートナーシップ契約し、今や世界での活躍が期待される存在だ。
番組から論客たちへの質問は「あなたはAdoを知っていますか?」というもの。論客たちの年齢を考えると知名度は低いのでは…と思ったら!意外にも8人中7人が「知っている」と回答。これに番組議長・黒木千晶アナが「本当に皆さんちゃんと知っているの?」と驚くと、唯一「知らない」と答えた門田隆将氏(作家・ジャーナリスト)が反応。
「『うっせえわ』の歌は知っている。けれど歌い手Adoさんは普通は知らないだろう。宮家さんなんか絶対見栄を張っている。」と宮家邦彦氏(立命館大学 客員教授)を疑う。
言われた宮家氏は余裕で答える。
「うちの息子は元々ミュージシャンで、今はサウンドディレクターをやっている。彼からも聞いたが、とにかく歌が上手い。昔は、歌唱力のないアイドルも多かったが、もう、そういう時代ではない。匿名でもボーカロイドを使ってすごい曲を作れる。そしてそこには著作権が発生しないから、歌い手さん達は自由に歌える。そういう新しいマーケットができて、昔とはまるで状況が違う。そんな今の歌い手の世界でも、息子曰く、Adoは歌唱力が圧倒的だ。」
黒木アナが「宮家さんが外交と同じテンションでボーカロイドを語るのでびっくり。」と感心する。
岡部芳彦氏(ウクライナ研究会 会長)が追随する。
「NHK紅白歌合戦を見ると、もう顔を出して売る時代じゃない。拡張現実(AR)で見せられると、これでもいいかなと強く感じた。」
黒木アナが須田慎一郎氏(経済ジャーナリスト)の回答「最初はパフュームと勘違いしていた」を見て
「須田さん、Perfumeってローマ字じゃなくてカタカナなんですね。」とイジるが、
須田氏は「(縦に)書けねえだろう!」と憤りつつ続ける。
「最初出てきた時、Perfumeかなと、打ち込みの音楽で人工的だから思った。だが私は事務所が秋葉原で初音ミク世代だから、よく知っている。」
「初音ミク世代なんですか?」と黒木アナは半笑いでツッコんでいた。
小西克哉氏(国際教育大学 客員教授)は
「もちろん歌は知っていたが、すごいと思うのはイラスト。僕は絵に興味あるから、あのイラストのブルーが秀逸だと思う。Adoさんの歌を聴くとき、頭にこびりついている。」
丸田佳奈氏(産婦人科医・タレント)は「娘がハマっちゃって」と回答。
「『ONE PIECE FILM RED』を見に行ってから、Adoさんの歌が映画で7曲ぐらい流れるので、娘が全部覚えて、家でもよく流す。最初に『うっせえわ』を聞いた時、10代と思わなかった。声の質もあるが、 テクニックがある。しかもご自身で練習して、ああなったのが凄い。顔を出さないので、歌で評価される。今は両極端で、歌で評価されるか、アイドルとして売り出すか。この10年、20年で分かれた。」
ここで須田氏が突拍子もないことを言い出す。
「我々コメンテーターもAIがやって、顔も出さなくなったり・・・」
これに番組秘書・野村明大アナが「でも、須田さんの顔のデカさはAIでは表現できない。」と突っ込むと須田氏は「余計なお世話だよ!」と憤慨。
最後に「ストレス解消に大音量で」と答えた峯村健司氏(キヤノングローバル研究所 主任研究員)がその意図を語る。
「『うっせえわ』が流行った時は、僕はまだ新聞社に在籍していて、渾身のスクープにうるさい上司がいちゃもんつけてきた。『この野郎』と家に帰り、この曲を大音量で聞いて、ウサを晴らしていた。」
これに門田氏が「近所の人が迷惑して『うっせえわ』って言われたのでは。」とオチをつけた。
この日はなかなかにハードな議論が続き、最後にAdo氏の話題になったギャップも面白かったが、論客たちがそれなりに音楽やAdo氏について語ったのが興味深かった。Ado氏の歌唱力はそれほど凄いということだろう。ぜひ世界でも活躍して、暗いこの国を明るく照らしてほしいものだ。
【文:境治】
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