
タチマチが考えること
2025.02.27
独特のテンポのネタで勝負するお笑いコンビ「タチマチ」。安達周平さん(32)と胡内佑介さん(31)が2018年に結成しました。2月16日に放送された「ytv漫才新人賞」のROUND3で勝ち残り、来月開催の決定戦進出が決定。まさに今が上り調子の二人です。

©ytv
左から安達周平、胡内佑介
―「ytv漫才新人賞」決定戦進出が決まりました。
安達:4年前に一回決勝に行ったことはあったんですけど、そこからなかなか結果に結びつかずで。去年の予選でもくじ運が悪く、トップバッターに近い出番が続いたりもしていて苦戦していたんですけど、なんとか最後のROUNDで決勝に行けました。ホッとしているというのが正直なところですね。
胡内:かなり不利な順番だったにも関わらず、決勝に行けたというのは本当に大きかったですね。それが自信につながったとも感じています。
―他のコンビには負けない長所は?
安達:今は速いテンポでネタを進めていくコンビが多いんですけど、その中で言うと、僕らはかなりスローだと思います。当然、言葉数も少ない。笑いを狙う箇所が少なくなる。その中で一言で笑いを生む。それがウチならではのことなのかなとは考えています。
そもそも、ボケの僕がそのペースの方がやりやすいということがあるんですけど、結果的に周りが速い中、こっちが引き立つというか、そういう部分も感じています。
少ない箇所で勝負するとなると、一発一発のパンチ力が問われます。絶対に外せない。正直、その怖さもあります。ただ、そうやって人があまりやらないことをやる。それが武器になるのも事実ですしね。
―ここまでやってきて、指針としている先輩からの言葉などはありますか?
安達:「ダブルヒガシ」の大東さんにかわいがってもらっていまして。よく飲みにも連れて行ってもらうんですけど、去年、ふと言っていただいた言葉がありまして。
特に構えて言うわけでもなく、サラッと「サボらんかったら勝てるで」と。それがものすごく刺さったんです。賞レースでも結果が出ていない。「М-1グランプリ」も全くダメだった。そんな中でその言葉を言われて、いかに自分がサボっているかを噛みしめたんです。そこから本当に生活を見直しました。
ものすごく尊敬している人だし、実際に結果を残してチャンピオンにもなっている人なので疑いようがないですから。
胡内:僕は「霜降り明星」の粗品さんから何気なく言っていただいた言葉がすごく残っていますね。
「М-1」で初めて準々決勝に行った少し後に楽屋でお会いしたんです。初対面だったんですけど、粗品さんが「おー、君がタチマチか。「М-1」おもしろかったで、はい、おとしだま。」って。それで頑張れているところもあります。ちゃんと見てくれるし、言うてくれはるんや。って。
一線でやってらっしゃる先輩に言ってもらえることが励みになりましたし、ホンマに頑張らんとアカンと思いました。
安達:今年は芸歴的に関西の賞レースでのラストイヤーになるんです。「ytv―」ももちろんですし「ABCお笑い新人グランプリ」もですし、そういったものを全部ゲットしていきたい。賞レースで結果を出して売れる。そんな王道の売れ方をするには、今年がラストチャンスになるので、もうやるしかないなと。
自分が面白いと思って尊敬している先輩方は皆さんその売れ方をされてきましたし、そこができなかったら自分が思い描いているものと明らかに差が出てきますからね。
胡内:賞が目標ではないんですけど、どこに行ってもタチマチが出てきたら喜んでくださる。それになれるのが理想なので、そこでできるゆおに。
安達:どこに行っても「タチマチ」の漫才を待ってくださる方がいらっしゃる。それが目指す形なので、それを具現化するためには賞レースを積み重ねるしかない。
あとね、みんなに知られている状態でロケに行きたいですね。まず僕らのことを説明せなアカンし、ケーブルテレビだったらそれを言わないといけないし…
胡内:ロケの本編に入るまでに、どれだけ説明せなアカンねんと(笑)。
―みんなが知ってくれていたらわかりやすい。
安達:本当に早く知られたいですね。そのためには取らないといけないし、自分たちが目指す目標のためにも、快適なロケのためにも(笑)、しっかりと積み重ねをしていきたいと思っています。
安達:4年前に一回決勝に行ったことはあったんですけど、そこからなかなか結果に結びつかずで。去年の予選でもくじ運が悪く、トップバッターに近い出番が続いたりもしていて苦戦していたんですけど、なんとか最後のROUNDで決勝に行けました。ホッとしているというのが正直なところですね。
胡内:かなり不利な順番だったにも関わらず、決勝に行けたというのは本当に大きかったですね。それが自信につながったとも感じています。
―他のコンビには負けない長所は?
安達:今は速いテンポでネタを進めていくコンビが多いんですけど、その中で言うと、僕らはかなりスローだと思います。当然、言葉数も少ない。笑いを狙う箇所が少なくなる。その中で一言で笑いを生む。それがウチならではのことなのかなとは考えています。
そもそも、ボケの僕がそのペースの方がやりやすいということがあるんですけど、結果的に周りが速い中、こっちが引き立つというか、そういう部分も感じています。
少ない箇所で勝負するとなると、一発一発のパンチ力が問われます。絶対に外せない。正直、その怖さもあります。ただ、そうやって人があまりやらないことをやる。それが武器になるのも事実ですしね。
―ここまでやってきて、指針としている先輩からの言葉などはありますか?
安達:「ダブルヒガシ」の大東さんにかわいがってもらっていまして。よく飲みにも連れて行ってもらうんですけど、去年、ふと言っていただいた言葉がありまして。
特に構えて言うわけでもなく、サラッと「サボらんかったら勝てるで」と。それがものすごく刺さったんです。賞レースでも結果が出ていない。「М-1グランプリ」も全くダメだった。そんな中でその言葉を言われて、いかに自分がサボっているかを噛みしめたんです。そこから本当に生活を見直しました。
ものすごく尊敬している人だし、実際に結果を残してチャンピオンにもなっている人なので疑いようがないですから。
胡内:僕は「霜降り明星」の粗品さんから何気なく言っていただいた言葉がすごく残っていますね。
「М-1」で初めて準々決勝に行った少し後に楽屋でお会いしたんです。初対面だったんですけど、粗品さんが「おー、君がタチマチか。「М-1」おもしろかったで、はい、おとしだま。」って。それで頑張れているところもあります。ちゃんと見てくれるし、言うてくれはるんや。って。
一線でやってらっしゃる先輩に言ってもらえることが励みになりましたし、ホンマに頑張らんとアカンと思いました。
安達:今年は芸歴的に関西の賞レースでのラストイヤーになるんです。「ytv―」ももちろんですし「ABCお笑い新人グランプリ」もですし、そういったものを全部ゲットしていきたい。賞レースで結果を出して売れる。そんな王道の売れ方をするには、今年がラストチャンスになるので、もうやるしかないなと。
自分が面白いと思って尊敬している先輩方は皆さんその売れ方をされてきましたし、そこができなかったら自分が思い描いているものと明らかに差が出てきますからね。
胡内:賞が目標ではないんですけど、どこに行ってもタチマチが出てきたら喜んでくださる。それになれるのが理想なので、そこでできるゆおに。
安達:どこに行っても「タチマチ」の漫才を待ってくださる方がいらっしゃる。それが目指す形なので、それを具現化するためには賞レースを積み重ねるしかない。
あとね、みんなに知られている状態でロケに行きたいですね。まず僕らのことを説明せなアカンし、ケーブルテレビだったらそれを言わないといけないし…
胡内:ロケの本編に入るまでに、どれだけ説明せなアカンねんと(笑)。
―みんなが知ってくれていたらわかりやすい。
安達:本当に早く知られたいですね。そのためには取らないといけないし、自分たちが目指す目標のためにも、快適なロケのためにも(笑)、しっかりと積み重ねをしていきたいと思っています。

■タチマチ
1992年9月18日生まれで兵庫県出身の安達周平と、93年12月26日生まれで奈良県出身の胡内佑介が2018年コンビ結成。吉本興業所属。安達はNSC大阪校38期生、胡内NSC大阪校39期生。新人お笑い尼崎大賞を受賞。
1992年9月18日生まれで兵庫県出身の安達周平と、93年12月26日生まれで奈良県出身の胡内佑介が2018年コンビ結成。吉本興業所属。安達はNSC大阪校38期生、胡内NSC大阪校39期生。新人お笑い尼崎大賞を受賞。
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