【そうだ 京都、行こう。】30周年!100本以上CM制作も「京都には伝えきれていない魅力がまだある」JR東海
2023.09.05
JR東海のテレビCM『そうだ 京都、行こう。』シリーズが今年で30周年を迎える。
もともとは1993年の平安遷都1200年記念事業に合わせる形で開始されたキャンペーンで、以来CMのフォーマットはほとんど変わっていない。BGMは、映画「サウンド・オブ・ミュージック」に登場するミュージカルソング「私のお気に入り」が使われているが、今や『そうだ 京都、行こう。』のCMソングとして認知している人のほうが多そうだ。
もともとは1993年の平安遷都1200年記念事業に合わせる形で開始されたキャンペーンで、以来CMのフォーマットはほとんど変わっていない。BGMは、映画「サウンド・オブ・ミュージック」に登場するミュージカルソング「私のお気に入り」が使われているが、今や『そうだ 京都、行こう。』のCMソングとして認知している人のほうが多そうだ。
【TVCM】2023年初夏「空也上人篇」そうだ 京都、行こう。
via www.youtube.com
現在放送されている最新作に登場するのは、六波羅蜜寺に祀られている空也上人立像。ナレーションを担当する柄本佑さんは空也上人立像についての説明をするわけではなく、「なぜ、口から6体の仏像が出ているんだろう?」といった疑問を問いかけるだけ。
なぜ、このようなCMになったのか。京都キャンペーンを実施しているJR東海に話を伺いつつ、この30年を振り返ってもらった。
なぜ、このようなCMになったのか。京都キャンペーンを実施しているJR東海に話を伺いつつ、この30年を振り返ってもらった。
――最新作「空也上人」篇、とてもインパクトがありますね!
©ytv
「うれしい言葉、ありがとうございます! 当キャンペーン『そうだ 京都、行こう。』は、旅人の視点から京都の魅力を伝えることを意識しています。今回のCMには鳥のさえずりや風の音が入っていますが、これは京都に訪れた旅人が空也上人と向き合い、そこで感じる京都の風景を表現したかったんです」
――ついインパクトのある空也上人立像に目が行きがちですが、CMのキモは京都の風景だったのですね。
「JR東海としてお客様に京都に魅力を感じてもらい、新幹線に乗って行っていただきたいとの思いから、京都のキャンペーンを行っています。今回のCMに限れば、空也上人に興味を持ち、まずは京都に訪れてほしい。旅行を通して京都にある多くの魅力に改めて気づいてもらうことを目標にしています」
――ついインパクトのある空也上人立像に目が行きがちですが、CMのキモは京都の風景だったのですね。
「JR東海としてお客様に京都に魅力を感じてもらい、新幹線に乗って行っていただきたいとの思いから、京都のキャンペーンを行っています。今回のCMに限れば、空也上人に興味を持ち、まずは京都に訪れてほしい。旅行を通して京都にある多くの魅力に改めて気づいてもらうことを目標にしています」
©ytv
――『そうだ 京都、行こう。』は今年で30年目。これだけ長く京都をテーマにしていると、ネタ探しに困ることはありませんか?
「これまで制作したテレビCMは105本。長くやっていると、確かにそういった風に感じる人は多いかもしれませんね。しかしこれだけやっても、まだまだ京都には伝えきれていない魅力があるんです」
――まだ伝えきれていないと?
「はい。それが京都のすごさで、我々が30年CMを作り続けてこられたのも京都のおかげだと思っています。CMのテーマを決めるうえで大切にしていることは2つあって、1つは先ほど申し上げた『京都に行ってみたいなと思ってもらう』。そしてもう1つは『その時代の方々に合わせた伝え方をする』ことなんです」
――つまり、同じテーマでも時代が変われば表現の方法が変わるということですね。
「どうしたら今の時代の方々に京都の旅人の気分になってもらえるか? それを当社だけではなく、様々な京都の関係者と話し合いながら決めています」
――CMではナレーターが旅人の視点を担っていますが、2019年から柄本佑さんがナレーターを担当されています。『そうだ 京都、行こう。』といえば長らく長塚京三さんが務められていましたが、柄本さんを起用した理由は?
「長塚京三さんは25年間ナレーターを担当していただきました。キャンペーン開始から25周年という節目を迎えたことで、今後もっと幅広い年代の方に京都の魅力を伝えていきたいという思いがありました。2019年当時、柄本さんは32歳。落ち着いた声をお持ちで、長塚さんの後を託す若い京都の旅人として最適だと判断しました」
――このCMはこれからも同じように続くのでしょうか?
「そうですね。とにかくCMをみて京都の魅力を感じていただけるよう、これからも私たちはCMを作り続けたいと思っております」
秋の京都もまた格別だ。実際に足を運んで、その魅力にふれてみたい。
「これまで制作したテレビCMは105本。長くやっていると、確かにそういった風に感じる人は多いかもしれませんね。しかしこれだけやっても、まだまだ京都には伝えきれていない魅力があるんです」
――まだ伝えきれていないと?
「はい。それが京都のすごさで、我々が30年CMを作り続けてこられたのも京都のおかげだと思っています。CMのテーマを決めるうえで大切にしていることは2つあって、1つは先ほど申し上げた『京都に行ってみたいなと思ってもらう』。そしてもう1つは『その時代の方々に合わせた伝え方をする』ことなんです」
――つまり、同じテーマでも時代が変われば表現の方法が変わるということですね。
「どうしたら今の時代の方々に京都の旅人の気分になってもらえるか? それを当社だけではなく、様々な京都の関係者と話し合いながら決めています」
――CMではナレーターが旅人の視点を担っていますが、2019年から柄本佑さんがナレーターを担当されています。『そうだ 京都、行こう。』といえば長らく長塚京三さんが務められていましたが、柄本さんを起用した理由は?
「長塚京三さんは25年間ナレーターを担当していただきました。キャンペーン開始から25周年という節目を迎えたことで、今後もっと幅広い年代の方に京都の魅力を伝えていきたいという思いがありました。2019年当時、柄本さんは32歳。落ち着いた声をお持ちで、長塚さんの後を託す若い京都の旅人として最適だと判断しました」
――このCMはこれからも同じように続くのでしょうか?
「そうですね。とにかくCMをみて京都の魅力を感じていただけるよう、これからも私たちはCMを作り続けたいと思っております」
秋の京都もまた格別だ。実際に足を運んで、その魅力にふれてみたい。
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