秋の味覚シーズン

2023.09.27

秋の味覚シーズン
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9月も記録的な残暑となり、10月になるとようやく秋の気配が感じられるようになりそうです。長かったな~、夏!!
食欲の秋!ということで、今が旬の食べ物を紹介します。
まずは、イチジク。農林水産省のデータによると、大阪府はイチジクの生産量全国3位なんですよ。大阪はイチジクの名産地なんです。全国1位は和歌山県。2位は愛知県。ちなみに2位は兵庫県。関西圏が多いんですよ!
大阪府羽曳野市のハッピーファームさんで取材させていただきました。今年の出来は、暑さと適度な雨により良好だそうです。
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イチジクは漢字で書くと、無花果。花がない果物と書きますが、実は、花は僕たちが食べる実の赤いつぶつぶ、あれが花だそうです。花を食べていることになるんですね、なんだかおしゃれ。僕は、子供の頃、庭にイチジクの木があり、実がなっていましたが、見た目から判断して食べなかったんです。大人になってその甘さを知り、食べておけばよかったと後悔しています。今が旬です。

続いては、梨!
20世紀梨に代表されるほんのり青い色した梨は、しゃりしゃり食感とあっさりした甘さが特徴。
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黄色い梨は、新高、豊水など名前が付いた品種がスーパーなどでも並びます。みずみずしさと糖度の高さが特徴。
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梨は、木に付いている時に袋にかぶせて育てることが多いです。虫対策や傷がつかないようにとのこと。ただ、今年のように猛暑になると、袋に熱がこもってしまい、実がやわらかくなってしまいます。そこで、袋の下の部分だけを開けて育てている所もあります。そうすることで、しゃりしゃり食感と糖度の高さの両方のいい所をハイブリッドした梨を育てることができるのだそう。奈良県大淀町の梨子本果樹園で取材させていただきました。
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おしまいに、明石のもみじ鯛です。秋のこの時期に脂がのっている明石のブランド鯛、もみじ鯛。夏に明石浦を回遊してエビやカニなど赤い天然色素アスタキサンチンを含んだ餌をしっかりと食べて、体がほんのり赤く色づいた鯛。目の上が青くアイシャドウをしている鯛はより良い証拠だそう。
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自分で釣りました。お世話になったのは、釣り船Hitさん。道具をすべて貸してくれるので、初心者でも安心。また、ルアー釣りなので、ミミズなどの餌を触るのが苦手という方も安心。船酔いが心配の方も、瀬戸内は波が穏やかなので、酔い止めさえ飲んでおけば結構大丈夫です。

釣った鯛で、地元の漁師のお母さんに手伝ってもらって鯛めしにしました。
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鯛の骨を煮て、塩を入れてだしをつくる。それを鯛茶漬けにすると、鯛の身の旨味がさらに引き出され最高です。大葉、みょうがも少し入れて。

食欲の秋、スーパーなどで買うのももちろんいいですが、実際足を運んで、直売所に行って買うとこれまた格別です。釣り船hitさんは帰港するとすぐに魚の血抜きをしてくれます。鮮度がいい状態で地元の魚屋さんでさばいてもらうのもいいでしょう。
プロフィール
蓬莱大介(ほうらい・だいすけ)
気象予報士・防災士。健康気象アドバイザーと熱中症対策アドバイザーの資格を持つ。
1982年兵庫県明石市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2011年読売テレビ気象キャスター就任。 現在、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」「かんさい情報ネットten.」「ウェークアップ」にレギュラー出演中。読売新聞(全国版)で連載記事「空を見上げて」を執筆。
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