【蓬莱さんの天気予報】1月は寒暖差に注意です!
2023.01.10
この冬は12月から強い寒気の影響で東北・新潟山沿いを中心に平年比2倍の雪が積もっている所があります。
そして、年が明けた1月。
今月は、気温変化がかなり大きくなる予想です。
1月第二週は、全国的に気温は高めとなり3月並みの気温の所もあるでしょう。
そして、年が明けた1月。
今月は、気温変化がかなり大きくなる予想です。
1月第二週は、全国的に気温は高めとなり3月並みの気温の所もあるでしょう。
©ytv
暦の上では1/4から「小寒」に入り、寒の内になりますが、寒の内前半は極端に気温が高くなりそうです。
しかし、第三週から、また強い寒気が流れ込みやすくなる予想です。
1/20から「大寒」に入りますが、この辺りは暦通りに1年で一番寒い時期となりそうです。
2/3は「節分」で2/4から「立春」ですが、2月もまだまだ寒さは続くでしょう。
しかし、第三週から、また強い寒気が流れ込みやすくなる予想です。
1/20から「大寒」に入りますが、この辺りは暦通りに1年で一番寒い時期となりそうです。
2/3は「節分」で2/4から「立春」ですが、2月もまだまだ寒さは続くでしょう。
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冬の上空寒気は、北極圏で形成されます。
北極の寒気は、蓄積期と放出期を繰り返し、だいたい2週間おきになります。
日本、アメリカ、ヨーロッパなどの中緯度上空に流れる偏西風が、北の冷たい空気と南の暖かい空気の境目で、蛇行が大きくなると、気温変化が激しくなります。
1月の第二週は、北極寒気が蓄積期で、日本付近の偏西風は南から北へと流れるため、南から暖かい空気が入りやすいのです。
第三週は、北極寒気が放出期で、日本付近の偏西風は北から南へと流れるため、北から冷たい空気が入りやすくなります。
この冬は、ラニーニャ現象により(日本のちょうど南、赤道付近の海水温度がいつもより高くなりやすい)、日本とアメリカに特に強い上空寒気が流れ込みやすくなっています。
日本海側の大雪も注意ですが、太平洋側で大雪を降らせる南岸低気圧は、今から3月初め頃までが発生しやすい時期です。こまめに天気予報の確認をお願いします。
ちなみに、3月からは花粉に要注意です!
今年は、特に関東、北陸、中国地方でここ10年で1番多くなる可能性が環境省から発表されています。花粉の詳しい話しは、また来月にお伝えします。
まずは、1月の寒暖差にお気をつけてください。
北極の寒気は、蓄積期と放出期を繰り返し、だいたい2週間おきになります。
日本、アメリカ、ヨーロッパなどの中緯度上空に流れる偏西風が、北の冷たい空気と南の暖かい空気の境目で、蛇行が大きくなると、気温変化が激しくなります。
1月の第二週は、北極寒気が蓄積期で、日本付近の偏西風は南から北へと流れるため、南から暖かい空気が入りやすいのです。
第三週は、北極寒気が放出期で、日本付近の偏西風は北から南へと流れるため、北から冷たい空気が入りやすくなります。
この冬は、ラニーニャ現象により(日本のちょうど南、赤道付近の海水温度がいつもより高くなりやすい)、日本とアメリカに特に強い上空寒気が流れ込みやすくなっています。
日本海側の大雪も注意ですが、太平洋側で大雪を降らせる南岸低気圧は、今から3月初め頃までが発生しやすい時期です。こまめに天気予報の確認をお願いします。
ちなみに、3月からは花粉に要注意です!
今年は、特に関東、北陸、中国地方でここ10年で1番多くなる可能性が環境省から発表されています。花粉の詳しい話しは、また来月にお伝えします。
まずは、1月の寒暖差にお気をつけてください。
蓬莱大介(ほうらい・だいすけ)
気象予報士・防災士。健康気象アドバイザーと熱中症対策アドバイザーの資格を持つ。
1982年兵庫県明石市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2011年読売テレビ気象キャスター就任。 現在、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」「かんさい情報ネットten.」「ウェークアップ」にレギュラー出演中。読売新聞(全国版)で連載記事「空を見上げて」を執筆。
著書 「クレヨン天気ずかん」(2016年主婦と生活社)
「空がおしえてくれること」(2019年 幻冬舎)
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