【大分県】湯の町の別府冷麺は、冷麺みたいで冷麺と違う、ここにしかない冷麺だった!
2023.08.28
毎日猛暑が続くと、冷たい麺類が食べたくなる。冷やし中華もいいし、シンプルにそうめんもいい。焼肉屋さんで食べる冷麺も格別だ。
この冷麺、盛岡冷麺が有名だが、湯の町として知られる大分県別府にも「別府冷麺」と呼ばれるご当地冷麺があるという。
この冷麺、盛岡冷麺が有名だが、湯の町として知られる大分県別府にも「別府冷麺」と呼ばれるご当地冷麺があるという。
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写真で見たところ、一見するとゆで卵にキムチが添えられた普通の冷麺かと思う。
だが焼き肉のシメの冷麺はステンレスの器に澄んだ牛骨スープと黄色い麺が一般的。
別府冷麺はスープが茶色で醤油ラーメンっぽい。麺は黒っぽくてちょっと太め。ん?けっこう違うぞ!
だが焼き肉のシメの冷麺はステンレスの器に澄んだ牛骨スープと黄色い麺が一般的。
別府冷麺はスープが茶色で醤油ラーメンっぽい。麺は黒っぽくてちょっと太め。ん?けっこう違うぞ!
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そこで、湯量日本一の温泉街、別府市に行ってみた。
駅前では前に記事で紹介した、ケンミンヒーロー・油屋熊八像が迎えてくれる。
砂浜でBBQ女子に別府冷麺について聞くと「麺がおいしい、歯ごたえがおいしい」と激推し。
「弾力が強く食べた後、アゴが疲れる」というほど麺に力があるそうだ。「暑い中食べたら、う〜!最高!」と興奮してる。
街のベテランご夫婦に他県の冷麺の写真を見せると「違うなあ」とピンとこない。「別府はこの手のはないなあ、なんかあまり食欲わかん」とめちゃネガティブ。
駅前では前に記事で紹介した、ケンミンヒーロー・油屋熊八像が迎えてくれる。
砂浜でBBQ女子に別府冷麺について聞くと「麺がおいしい、歯ごたえがおいしい」と激推し。
「弾力が強く食べた後、アゴが疲れる」というほど麺に力があるそうだ。「暑い中食べたら、う〜!最高!」と興奮してる。
街のベテランご夫婦に他県の冷麺の写真を見せると「違うなあ」とピンとこない。「別府はこの手のはないなあ、なんかあまり食欲わかん」とめちゃネガティブ。
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別の女子3人衆に、冷麺は焼き肉のシメでついでに食べるものでしょ、と言うと「食べてないやつは、だいたいそう言う」と見下す感じで言う。「のどごし、だし、すべてすごい好き!死ぬ前に、絶対別府冷麺を食べて死にたい」ちょっと言い過ぎじゃないの?
別府の街を歩くと、焼肉屋さんにはもちろん居酒屋さんにも和食屋さんにも、小さな食堂にも別府冷麺がメニューにある。別府市内の30店舗で提供されているという。
別府の街を歩くと、焼肉屋さんにはもちろん居酒屋さんにも和食屋さんにも、小さな食堂にも別府冷麺がメニューにある。別府市内の30店舗で提供されているという。
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専門店「六盛」に行くと、暑いのに大行列!
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中に入ると満席のお客さんが冷麺を食べているのだが、やっぱり見た目はラーメン風なんですけど。
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特徴を聞くと「麺かなあ」と即答。「普通の焼肉屋さんの冷麺とは全然違う。もちもちしてるけどそば粉が入ってキレもいい」そう聞くと、おいしそう。キムチも白菜キムチではなく、キャベツを使っていると言う。
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「キャベツのキムチは食感がシャキシャキしていて、麺が弾力があるのでバランスが良くておいしかった」キャベツキムチなら麺との取り合わせがいいようだ。
スープもみなさんベタ褒め。「昆布出汁でさっぱりだけど、醤油味もしっかりしていて、このスープはここでしか飲めない」みなさん褒め方も上手だなあ。
スープもみなさんベタ褒め。「昆布出汁でさっぱりだけど、醤油味もしっかりしていて、このスープはここでしか飲めない」みなさん褒め方も上手だなあ。
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厨房で作り方を見せていただく。釧路産の厚葉昆布と羅臼昆布を使ってだしをとる。一緒に牛赤身肉もいれて、じっくり2時間煮込むのだ。醤油ベースの味付けをして一晩冷やすと別府冷麺のスープが出来上がり。麺は、小麦粉と馬鈴薯でんぷん、そば粉を加えて練ったものを茹でている。麺の作り方も、独特だ。
街のラーメン店に行くと、ラーメンではなくみなさん別府冷麺を食べている。ラーメン屋さんで冷麺?お客さんは「常識かも、別府では普通」と何が不思議なの?といった態度。
街のラーメン店に行くと、ラーメンではなくみなさん別府冷麺を食べている。ラーメン屋さんで冷麺?お客さんは「常識かも、別府では普通」と何が不思議なの?といった態度。
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さらに「焼きめしで冷麺セット」も登場。「合いますよ」とニヤニヤしながらお父さん。アリかもねえ。
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別府冷麺の由来について、焼肉屋「春香苑」の木村知徳さんに聞いた。
「1950年代に初代店主・金光一が満州から別府にやってきて食堂を始め、冷麺を提供しました。漁港が近く海の幸が豊富なので、本場の冷麺に昆布と魚介を使った和風だしをブレンドして提供したら評判を呼び、別府冷麺が根付きました。」朝鮮半島の文化が、日本のだし文化と結合したんだね。
「1950年代に初代店主・金光一が満州から別府にやってきて食堂を始め、冷麺を提供しました。漁港が近く海の幸が豊富なので、本場の冷麺に昆布と魚介を使った和風だしをブレンドして提供したら評判を呼び、別府冷麺が根付きました。」朝鮮半島の文化が、日本のだし文化と結合したんだね。
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さて、あるお店でテーブルに運ばれてきたのは「温麺お待たせしました!」は?温麺?
温麺ってなんすか?と聞くと「冷麺を温めたやつ。冷麺があるお店には、だいたい温麺があります」と言うので、よくわからなくなってきた。
温麺ってなんすか?と聞くと「冷麺を温めたやつ。冷麺があるお店には、だいたい温麺があります」と言うので、よくわからなくなってきた。
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「温めるとキムチがまろやかになって一体感が出るし、だしも際立つ」と言うのだけど、だったら、ラーメンでよくない?
まあ、冷麺を愛するからこそ、ラーメンではなく温麺なのだろう。別府で温泉を楽しんだら、冷麺と、そして温麺を堪能してみてもいいかもね。
まあ、冷麺を愛するからこそ、ラーメンではなく温麺なのだろう。別府で温泉を楽しんだら、冷麺と、そして温麺を堪能してみてもいいかもね。
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