読売テレビ・佐藤佳奈アナウンサーが何故か写真週刊誌『FLASH』でグラビアデビューしてしまった件

2020.10.21

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さる9月のある日、読売テレビ宣伝部に1本の電話が舞い込んだ。
「御社の佐藤佳奈アナを取材させてほしい。【さかなのアイドル天気】に密着したい」
電話の主は、光文社の『FLASH』編集者。誰もが知る全国区の写真週刊誌ではないか。

佐藤佳奈とは、読売テレビ入社２年目の女性アナウンサーで、現在は主に『朝生ワイド　す・またん！』や、『秘密のケンミンSHOW 極』などに出演中である。
彼女はアイドル好きが高じて、大学時代にはコピーダンスサークルまで立ち上げたという経験を持っている。

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そして【さかなのアイドル天気】とは、彼女が出演する朝の情報番組『朝生ワイドす・またん！』内の企画である。
アイドルが好きの佐藤アナが、今日の天気を伝える気象予報士の真横で、ただただ自分の好きな曲のダンスを披露するというものだ。（季節感とか、本人なりに選曲の理由はあるらしい）

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ゲストの山田久志さんも驚くしかない。

関西ローカルの番組にも関わらず、【アイドル天気】の映像はTwitterなどで拡散され、さながらゲリラ豪雨のごとく局所的に強く大きな話題となり、8月にはwebメディアの取材も受けたのだが…まさか、『FLASH』さんからも取材依頼が来るとは。そんな驚く筆者へさらに追撃の一言が。

「企画の取材だけでなく、グラビアも撮影したい。私服・アイドル・スーツの3種類。カラーで5ページ。いかがですか？」

というわけで今回は、10月20日発売の『FLASH』に掲載された、佐藤佳奈アナの特集記事の取材の取材としてお送りします。（取材・文　吉井智也）

10月9日に行われた取材は、佐藤アナの出社から始まった。時刻は午前3時40分。
出社した佐藤アナはすぐにウェザールームに向かい、気象予報士の丸田絵里子さんと打ち合わせに入る。

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打ち合わせを参考に、予報で伝える内容は自分で考えるのだという。

打ち合わせを終えるとアナウンス室に入り、朝食をとる。基本はおにぎりとインスタント味噌汁、ヨーグルト。味噌汁がカップうどんになることもあるという。

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なんとも言えない光景だ。

朝食の後はメイク室へ。メイクは30分程度かかるので、この時間でなぜ佐藤アナを取材することになったのかを逆取材することにした。
答えてくれるのは今回の企画の発案者、光文社『FLASH』編集部の谷口さんである。
AKBグループをはじめ、現役バリバリのアイドルたちを長年取材されてきたベテランだ。

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『FLASH』の谷口由記さん。佐藤アナに谷口さんのアンテナが反応した理由とは。

◎今回は大阪まで取材お越しいただき、ありがとうございます。早速なんですが、『す・またん！』は東京では流れていないんですが、どうして佐藤アナをご存じになったのでしょうか？

谷口「ホントにこれは、たまたまなんです。たまたまYouTubeで、『踊る天気予報』みたいな動画を目にしたので、『何だろう？』と思って見たら、真面目に天気をしゃべっている方の隣でキレキレのダンスを本気で踊ってるっていう…。」

◎なるほど、出会いはYouTubeで。

谷口「ちょっと信じられなくて。その衝撃たるや…それから『佐藤佳奈』と検索して出た動画は片っ端から見ました。これは面白い！と。」

動画と出会ったのは、編集会議の前日だったという。意気揚々と資料に件の動画のURLを貼り、メンバーに見せたところ…

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谷口「即決ですよ！これは（特集を）やろうと。」

目の肥えた『FLASH』編集部が掲載を即決したのだから、佐藤アナのダンスは相当のモノなのかもしれない。これまで多くのアイドルをその目で見てきた谷口さんは言う。

谷口「ちょっと好きで踊ってるくらいの、『なんちゃって』な感じなら引っかからないですよね。彼女は大学時代から真剣にダンスに取り組み、かつアイドルを愛している。現役アイドルさんじゃないの？と思うくらいの手足の動きと、天気予報の組み合わせの妙。これはもうカラーで、5ページだ、と」

ちなみに『FLASH』の特集記事は通常カラーで3ページが基本という。5ページとなると…

谷口「まあ、ちょっと名の通った女優さんぐらいじゃないと、なかなか無いですね」

佐藤アナは、どこへ行ってしまうのだろうか。

午前5時50分に本番を迎えたが、この日はあいにく台風が接近中ということでアイドル天気は中止となってしまった。

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残念ながらアイドル天気は台風で中止となった。

しかし、番組の芸能コーナーでなぜか『石原さとみさんの結婚を祝福する』ダンスを踊っていた。
生で佐藤のダンスを見た谷口さんは『素晴らしい！』と興奮気味。わざわざ東京から来ていただいたので、よかった。

午前7時20分、生放送が終了。しかし今日はここからが本番だ。『FLASH』でAKBグループのグラビアをずっと担当してきたエースカメラマンさんに撮影をしていただくのだ。
ここではその様子をざっとご覧頂こう。