【群馬県】車は体の一部だから?なんでもかんでもドライブスルーの群馬県民!

2022.08.16

【群馬県】車は体の一部だから?なんでもかんでもドライブスルーの群馬県民!
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この2年で私たちの生活は激変した。例えば食事の宅配はもう当たり前。そんな中、ドライブスルーも世界的に注目されているそうだ。国内でも「コロナ前と比べてドライブスルーの利用頻度が増えた」という人は66.0%もいる。

そこで気づいたのが、群馬県。前の取材で「群馬はドライブスルーが多いから」と答えていた人がいた。何しろ群馬県は自家用車保有率全国1位、運転免許保有率全国2位の車王国。彼らは「ドライブスルーがないと生きていけない」とまで言う。とくに夏はあまりにも暑いので「エアコン効いた車から降りたくない」そうだ。
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「群馬はドライブスルー文化」とまで言う人もいる。どこへ行くにも車を使い「車と一緒に生活している、車は体の一部」と言えるような暮らしをしているのだ。ドライブスルーが世界的に注目されている話をすると「群馬は最先端」「時代が群馬に追いついた」とドヤ顔だ。
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まず群馬を車で走ると確かに、吉野家、松屋、ケンタッキーフライドチキン、CoCo壱番屋、マクドナルドなど、名だたる全国チェーンのファーストフード店がどれもこれもドライブスルーを展開している。でも、マクドナルドのドライブスルーはさほど珍しくはないぞ。

さらに走ると、お!群馬名物「とり重」のドライブスルー店、発見!店内に入ると、午後6時なのにお客さんゼロ。食事時なのに大丈夫?ところがドライブスルーには車が列をなしていた!これが群馬のドライブスルー文化か!みなさん、炭火で焼いた出来立ての「とり重弁当」をご注文。常連らしい人に聞くと「お店では食べたことない。」と平然と言う。「降りて戻ると車が熱くなってる」からだそうだ。
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次に見つけたのは、いかにも個人経営のお寿司屋さん「増田屋」。ここにもドライブスルーの表示があるけど、何を注文するの?皆さん、いなりや太巻をドライブスルーで買っていてなるほどね。先代がアメリカでドライブスルーが流行っている記事を読んで37〜8年前に始めたとのこと。
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車で買いに来たお客さんに聞くと「自宅は歩いて5分」だと言う。歩いてくることはないの?「こんなに暑いと無理」だって。群馬は「歩くのが嫌いな人ばっかり」。実際、群馬県調べによると「100m未満の移動でも車を使う」という人は26.9%もいたそうな。

こんな風に個人経営のお店でもドライブスルー対応が多い。喫茶店ではコーヒーがドライブスルー。もつ煮専門店も、もつ煮バックをドライブスルーで販売していた。それほど群馬県民にはドライブスルーが当たり前。だからだろう、ある女性は「化粧してない。部屋着できた」と臆面もなく言う。ドライブスルー店は「部屋の延長」だからいいらしい。
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さらに、群馬のドライブスルーは食べ物だけじゃない!メガネのJINSでは、メガネをドライブスルーで買える!入口で好みを言えば、店員さんのセンスでおすすめをチョイスしてくれる。社長が群馬出身で車文化をよくわかっており、群馬からはじめてみたそうだ。
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他にも調剤薬局や、質屋、ドレッシングのドライブスルー店もある。極め付けはクリーニング店。普通の窓口もあるのだが、お店の人によると「9割はドライブスルーです。布団など大きいものでも、羽毛布団なら受け渡ししています。」ええー?!布団まで!

群馬のドライブスルー文化、面白い。ドライブスルー店に限定した群馬旅行をしてみたい。部屋着のままでいいしね!

【文:境治】
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