一度きりの登場キャラに「覚えてる!」アニメ『名探偵コナン』の若井健児は何者?

2021.10.26

一度きりの登場キャラに「覚えてる!」アニメ『名探偵コナン』の若井健児は何者?
©ytv
アニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜18:00~)10月23日の「路面電車急停止事件」は、1999年に放送されたストーリーのデジタルリマスター版。個性的すぎるキャラクターの登場に盛り上がった。

コナンたち少年探偵団は、遊園地の人気絶叫マシーンに一番乗りしようと、早朝の市電に乗り込んだ。そこへ鉄道研究会の大学生3人がやってくる。彼らの目的は遊園地ではなく市電の撮影だった。1人が途中下車し線路脇で、残った2人は市電の後方で写真撮影を始める。しかし外で撮影に使っていた脚立が倒れ市電は急停止する。運転手たちが脚立に乗っていた男性の無事を確認する中、コナンは現場の不自然な点を発見する。車内に戻ると、そこには頭から血を流している人影があり……というストーリー。

王道のトリック回……と思いきや、針井署の刑事という若井健児の登場に空気が一変。28歳という若手でありながら、将来は警視総監の椅子を目指しているらしい野心家。相手によってコロコロと態度を変えたり、抜けているところがあったりと、その個性を爆発させた。

過去観たことのある視聴者からは「やっぱり濃いな……」「この1回だけだったのかぁ」「意外と覚えてるね!」と懐かしむ声が上がった。

過去には、「幕末維新ミステリーツアー」での毛利小五郎との掛け合いに注目が集まった山口北署・鷹丈警部のほか、たまに登場してはヘッポコぶりを披露していく群馬県警の山村ミサオ警部、性格が真逆の双子・横溝参悟警部と横溝重悟警部……など、頻繁に登場する目暮警部や高木刑事以外にもたくさんの個性的な警察のキャラクターたちが愛されている。

今のところ、一度きりの登場となっている若井健児刑事。警視総監とまではいかないものの、もしかすると志した通り偉くなって現場に出る必要がなくなっているのかもしれない。

【文:山田 奈央】
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