緊急提案。7月24日をスポーツ・エンタの日に!
2020.03.25
2020年7月24日から始まる予定だった、東京オリンピック・パラリンピックの延期が決まりました。来年の夏までを開幕のメドに設定しているとのこと。「まで」ということですから、4月とか5月開催の可能性もゼロではないのかな?と考えたりもしています。諸々クリアしなければいけない条件は数多くあるのでしょうが、真夏に開催するより、気候条件は遥かにいいですし、新型コロナウイルスの脅威が去った上で、という大前提の上ですが、可能な限り早く実施することが、真の「アスリートファースト」に繋がると思います。
世界中の人々が大きな不安を抱えながら毎日を過ごしている今こそ、スポーツ、文化、エンターテインメントの役割は、平穏な時代にも増して本来は大切です。ですが、ご存じのとおり、各種のイベントは中止、延期の連鎖で、私たちのメンタルは中々上昇に転じることができません。資金繰りがどうにもならず、会社を閉じざるを得ないほど追い込まれている方も少なくありません。みんなが苦しんでいるのだから、「仕方ない」と捉える方も多くいるでしょう。ましてや今回私たちが経験しているトンネルは、出口がまだまだ見えそうにないですから、他人のことなど構っていられない、エンターテインメントは後回し、とされがちなのが現状かもしれません。
エンターテインメントによって私たちは大いなるエネルギーを得ることができる、それはまぎれもない事実です。私たちを感動させてくれ、笑顔にしてくれるのはエンターテインメントなのです。そんなエンターテインメントが今、もがき苦しんでいます。新型コロナウイルスは、まだまだこの上なく厄介ですが、ほんの少しづつでもエンタにエールを送ってあげられないでしょうか?無論、私は誰よりも「無責任な安心感」を吹聴しての「無謀な行動」は絶対に慎むべきだと考える人間です。ただ、0か100かではなく、安全に十二分な配慮をしつつ、少しづつ歩を進めることはできるはずなのです。
現在のところまで、今年の7月24日は、東京オリンピックの開会式に合わせて「スポーツの日」に制定されています。これは、2020年限定の措置とのことでした。ほどなく、この日をどうするか?の議論が始まるでしょう。その中には、「東京オリンピックが延期になったのだから、祝日にしておく理由などない!」と廃止論を唱える向きも出てくるかもしれません。
ひとつ提案があります。祝日というにはふさわしくないかもしれませんが、ぜひ「国民の休日」として、7月24日を残してほしいと思うのです。今年だけでなく、是非これからも。今のところ辛く悲しい日々の連続かもしれません。ですが、それをなんとかポジティブに転化していく知恵を私たちは持っているはすなのです。私たち、意外としぶといですですよね!
仮に「スポーツ・エンタの日」と名付けると「カタカナばかりで、イヤやな」とお叱りを受けるかもしれませんが、これからの日々、少しでも楽しいことを考えられる象徴的な日として、7月24日を記念日に制定し、テレビ局、ラジオ局、新聞社、出版社を始めとするメディアとインターネット業界が大いに協力しあって、スペシャル番組の制作、イベント等を数多く展開させ、スポーツのみならず、音楽、演劇、お笑いなどエンターテインメント業界全体を活性化させるために是非とも一役買って欲しいと強く願っているのです。
やればできるはず。いかがでしょうか?
世界中の人々が大きな不安を抱えながら毎日を過ごしている今こそ、スポーツ、文化、エンターテインメントの役割は、平穏な時代にも増して本来は大切です。ですが、ご存じのとおり、各種のイベントは中止、延期の連鎖で、私たちのメンタルは中々上昇に転じることができません。資金繰りがどうにもならず、会社を閉じざるを得ないほど追い込まれている方も少なくありません。みんなが苦しんでいるのだから、「仕方ない」と捉える方も多くいるでしょう。ましてや今回私たちが経験しているトンネルは、出口がまだまだ見えそうにないですから、他人のことなど構っていられない、エンターテインメントは後回し、とされがちなのが現状かもしれません。
エンターテインメントによって私たちは大いなるエネルギーを得ることができる、それはまぎれもない事実です。私たちを感動させてくれ、笑顔にしてくれるのはエンターテインメントなのです。そんなエンターテインメントが今、もがき苦しんでいます。新型コロナウイルスは、まだまだこの上なく厄介ですが、ほんの少しづつでもエンタにエールを送ってあげられないでしょうか?無論、私は誰よりも「無責任な安心感」を吹聴しての「無謀な行動」は絶対に慎むべきだと考える人間です。ただ、0か100かではなく、安全に十二分な配慮をしつつ、少しづつ歩を進めることはできるはずなのです。
現在のところまで、今年の7月24日は、東京オリンピックの開会式に合わせて「スポーツの日」に制定されています。これは、2020年限定の措置とのことでした。ほどなく、この日をどうするか?の議論が始まるでしょう。その中には、「東京オリンピックが延期になったのだから、祝日にしておく理由などない!」と廃止論を唱える向きも出てくるかもしれません。
ひとつ提案があります。祝日というにはふさわしくないかもしれませんが、ぜひ「国民の休日」として、7月24日を残してほしいと思うのです。今年だけでなく、是非これからも。今のところ辛く悲しい日々の連続かもしれません。ですが、それをなんとかポジティブに転化していく知恵を私たちは持っているはすなのです。私たち、意外としぶといですですよね!
仮に「スポーツ・エンタの日」と名付けると「カタカナばかりで、イヤやな」とお叱りを受けるかもしれませんが、これからの日々、少しでも楽しいことを考えられる象徴的な日として、7月24日を記念日に制定し、テレビ局、ラジオ局、新聞社、出版社を始めとするメディアとインターネット業界が大いに協力しあって、スペシャル番組の制作、イベント等を数多く展開させ、スポーツのみならず、音楽、演劇、お笑いなどエンターテインメント業界全体を活性化させるために是非とも一役買って欲しいと強く願っているのです。
やればできるはず。いかがでしょうか?
執筆者プロフィール
影山貴彦
同志社女子大学メディア創造学科教授
(メディアエンターテインメント)
コラムニスト
元毎日放送(MBS)プロデューサー・名誉職員
ABCラジオ番組審議会委員長
上方漫才大賞審査委員
著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」、「テレビのゆくえ」、
「おっさん力(ぢから)」など
影山貴彦
同志社女子大学メディア創造学科教授
(メディアエンターテインメント)
コラムニスト
元毎日放送(MBS)プロデューサー・名誉職員
ABCラジオ番組審議会委員長
上方漫才大賞審査委員
著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」、「テレビのゆくえ」、
「おっさん力(ぢから)」など
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