ご飯がススム祭りベスト10に青森県が3つランクイン!しかし1位はやはり宮崎のあの料理!‎

2018.12.14

‎12月13日放送の「秘密のケンミンSHOW」は「全国激ウマ!ご飯がススム祭り」と題‎してご飯にぴったりのご当地メニューをベスト10形式で紹介。各地の県民にご飯をばくばく食べさせてきたユニークなおかずが次々に画面に登場し、全国の視聴者をめしテロで襲った。‎

ベスト10は以下の通り。‎
‎10位:バラ焼き(青森)‎
‎9位:いか人参(福島)‎
‎8位:ネギ味噌天ぷら(岐阜)‎
‎7位:貝焼き味噌(青森)‎
‎6位:山賊焼(長野)‎
‎5位:イカメンチ(青森)‎
‎4位:お麩のから揚げ(山形)‎
‎3位:スタミナ納豆(鳥取)‎
‎2位:鶏焼肉(三重)‎
‎1位:チキン南蛮(宮崎)‎
ざっと見て気づくのが、青森県から3つがランクインしていることだ。しばれる東北だからこそ、ご飯をしっかり食べるために独特のメニューが開発されたのだろうか。バラ焼きは牛のバラ肉と玉ねぎを砂糖どっさりのしょうゆをタレに甘辛く焼いたもの。これは確かにうまそうだ。貝焼き味噌は青森ならでは。大きなホタテの貝殻で出汁を温めて味噌を溶き、ホタテとネギを入れて卵で仕上げる。貝殻からいい頃合いの味がしみ出すのがポイントらしい。イカメンチはゲソをミンチ状にしてかき揚げ状に揚げた料理。子どもたちが盛り上がりそうだ。‎

さすが雪国青森のメニュー。どれもこれも濃いめの味付けでご飯に合う上、エネルギー補給もばっちりできそうだ。これからの冬の寒さにも負けずに頑張れるおかずにちがいない。‎

一方、なんだか中身が薄そうだなと思ったのが、8位のネギ味噌天ぷらだ。天ぷらの衣に味噌を混ぜてネギをかき揚げにしたもので、要するにネギの天ぷら。薬味だけを揚げて‎天ぷらにしたような不思議な食べ物だ。これをホクホク嬉しそうに頬張る岐阜県民の心情は今ひとつ理解できないがきっと食べるとおいしいのだろう。
4位のお麩のから揚げも正直、どうかと思った。だって、お麩ですよ。見た目が鶏のから揚げみたいなのに中はスカスカというか、つまりはお麩だ。肩すかしを食らうような感じではないか。だがこれも山形県民は大喜びで食べているからにはうまいのだろう。‎

あいうえお

‎1位のチキン南蛮には日本中が納得せざるを得ないだろう。あれは確かに、ご飯が何杯でもいけそうだ。タルタルソースをたっぷりかけて食べることもご飯がススム上では重要だ。酒の肴にもよさそうだが、やはりご飯と一緒にばくばく食べたいところだ。宮崎のお店でつくり方を見ると、南蛮酢にもタルタルソースにも砂糖をたっぷり使っており、‎甘すぎるくらい甘いのがポイントのようだ。‎

ではここで、ご家庭でも簡単に作れる「ケンミンらくらくレシピ」で、このチキン南蛮のレシピを紹介しよう。タルタルソースと南蛮巣を作って鶏肉を揚げる。ステップは多いが、そんなに難しいレシピではない。‎

まずタルタルソース。ゆで卵(2個)を潰して玉ねぎのみじん切り(1/2個分)ピクルス‎(みじん切り・適量)マヨネーズ(大さじ3)ケチャップ(小さじ2)レモン汁(小さじ1)塩こしょう(小さじ1)を砂糖(大さじ1)とともに混ぜる。‎
次に南蛮酢を作る。鍋にしょうゆ(大さじ5)酢(大さじ5)レモン汁(大さじ2)塩‎(小さじ1/2)砂糖(大さじ5)を入れて一煮立ちさせる。‎
最後に鶏肉を揚げる。鶏もも肉に塩こしょうを振り小麦粉と溶き卵をまとわせ170℃の‎油でカラッと揚げる。‎

揚がった肉はまず南蛮酢に漬けて味をしみこませた後、皿に持ってタルタルソースをたっぷりかければできあがり。野菜なども添えると見た目も健康にもいい。‎
我々日本人の主食、ご飯。これをおいしく食べる知恵は日本中で育まれてきた。それぞれが、おいしくご飯を食べるためのおいしいおかずで、一石三鳥くらいうれしい効果がある。それぞれのご当地に想いを馳せながら、全部作って食べてみたいものだ。‎

【文:境 治】
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