コナンと高木刑事の関係は!?アニメ『名探偵コナン』「揺れる警視庁」最終話！

アニメ『名探偵コナン』（読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜18:00～）4月9日は、2003年に放送された「揺れる警視庁～1200万人の人質～」デジタルリマスター版、全四話の最終話が放送された。

江戸川コナンたち少年探偵団は、阿笠博士に連れられ杯戸ショッピングモールの観覧車に遊びに来ていた。一方、そこには佐藤美和子刑事の姿があり、三年前のある出来事を思い出していた。物思いにふけっていた佐藤刑事を発見したコナンたちは声をかけ、先日のお礼にとおやつをご馳走してもらうことになる。その道中、話をしていた高木渉刑事と白鳥任三郎警部に出くわす。二人は妙なタレコミを受けてレストラン内を調べていたが何も出ず、帰るところだった。佐藤刑事に誘われた高木刑事は一緒に行動することになるが、白鳥警部はその場を離れるため車に乗り込む。その車には、何者かからの手紙が張られていた。三年前の犯人の再来に余裕がなくなっていく佐藤刑事。高木刑事は、そんな彼女を助けようとするが……というストーリー。

佐藤刑事の制止を振り切り爆弾のある東都タワーに入った高木刑事。コナンの助けもあり、エレベーターにいた少女を救出できたが、入れ替わりで二人は閉じ込められてしまう。その天井には爆弾が仕掛けられており、二人は協力して解体することになる。

現在の高木刑事は、コナンが多少怪しい行動をとっていても許容し協力することもある。犯人と対峙し危険が迫ったコナンの前に飛び出してきたこともあるほどだ。その行動のきっかけとなっていることの一つに、今回のエレベーターでの会話が挙げられるだろう。コナンは爆弾を目の前にしても動じずに対応し、守りたい人がいるからと爆発の直前まで解体せずに表示される暗号を見ることを決意する。そんなコナンの様子に高木刑事は「コナンくん、君は一体何者なんだい？」と質問するのだ。それにコナンは「知りたいのなら教えてあげるよ、あの世でね」と答える。死を目前にした小学生とは思えない言動に高木刑事は何かを感じ取ったのか、これ以降、コナンの正体について詳しく詮索することもない。

当時から印象に残っている視聴者も多かったようで放送開始前からTwitter上では「ここのやり取りいいんだよね……」「二人の関係好きだなぁ！」などという言葉とともに、このシーンのセリフが数多く呟かれた。

４月１５日公開の劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』。二人の関係にも、新たな変化が生まれるのだろうか？

【文：山田 奈央】