【大阪府】かすうどんのかすは、小腸が自分で自分を揚げるセルフフライ?!
2023.05.19
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大阪のソウルフードと言えばお好み焼きやたこ焼きなどを思い浮かべるが、同じくらい人気なのがうどんだ。「おうどん」と「お」をつけてリスペクトするほどだ。
中でも一番人気がかすうどんだと言う。これが、食べたことのない他県民にはどんなうどんなのか想像し難い。
大阪府民に聞くと「めっちゃ好き!」と絶賛。「関西風の出汁にうどんぶち込んで、かすぶち込んで、こぶとろぶち込んで・・・」となんだか随分乱暴な食べものみたいにいう。「食べたらうどんがもう、うどんじゃない。」と今ひとつ説明が飲み込めない。
なにしろ「かす」という言葉があんまりおいしそうに聞こえない。そう言うと、「お前カス!と言いながらそこに愛がある。」とますますわからない説明をする。
中でも一番人気がかすうどんだと言う。これが、食べたことのない他県民にはどんなうどんなのか想像し難い。
大阪府民に聞くと「めっちゃ好き!」と絶賛。「関西風の出汁にうどんぶち込んで、かすぶち込んで、こぶとろぶち込んで・・・」となんだか随分乱暴な食べものみたいにいう。「食べたらうどんがもう、うどんじゃない。」と今ひとつ説明が飲み込めない。
なにしろ「かす」という言葉があんまりおいしそうに聞こえない。そう言うと、「お前カス!と言いながらそこに愛がある。」とますますわからない説明をする。
©ytv
「かすうどん食べて30年ぐらいなるな」というおっちゃんたちが言うには「かすは腸!腸を揚げてんねん。牛のホルモンの素揚げ!」ようやくどんなものかがわかってきた。だが「ホルモンうどんですね?」と聞くと「まあ、違うな」と言われてまたわからなくなる。
「薄い出汁になじませたかすがうまい」のだそうで、「関東に持ってったらアカンやつ。黒い出汁に合えへん。」大阪の薄い出汁にかすが入ってるのが重要らしい。
「かすは友達!自分もカスやし」ってそこまで言わなくても・・・。
とにかく大阪にはかすうどんを出す店が多い。なんば花月劇場の近くのうどん屋にもあるし、新世界には「大阪名物かすうどん」と専門のうどん屋さんまである。なんと、大阪府内に600店舗以上もかすうどんを提供する店があるという。
このかすうどんのお店として有名なのが、KASUYAだそうだ。南河内の八尾・柏原・藤井寺・羽曳野あたりに多く、18店舗を展開かすうどんを広めた元祖チェーンなのだ。
「薄い出汁になじませたかすがうまい」のだそうで、「関東に持ってったらアカンやつ。黒い出汁に合えへん。」大阪の薄い出汁にかすが入ってるのが重要らしい。
「かすは友達!自分もカスやし」ってそこまで言わなくても・・・。
とにかく大阪にはかすうどんを出す店が多い。なんば花月劇場の近くのうどん屋にもあるし、新世界には「大阪名物かすうどん」と専門のうどん屋さんまである。なんと、大阪府内に600店舗以上もかすうどんを提供する店があるという。
このかすうどんのお店として有名なのが、KASUYAだそうだ。南河内の八尾・柏原・藤井寺・羽曳野あたりに多く、18店舗を展開かすうどんを広めた元祖チェーンなのだ。
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KASUYAのお店に行って出てきたかすうどん、かすでお出汁が埋め尽くされている。それぞれのお客さんが実においしそうにかすうどんを食べている。
やはり出汁がおいしいそうだ。「油がギトギトだけど、飲んでしまえばあっさりしてる。くどくない」と力説する。
「かすが入って出汁にコクが出て、麺によくスープが絡みつく」と食リポされると確かにおいしそうだ。
やはり出汁がおいしいそうだ。「油がギトギトだけど、飲んでしまえばあっさりしてる。くどくない」と力説する。
「かすが入って出汁にコクが出て、麺によくスープが絡みつく」と食リポされると確かにおいしそうだ。
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かすそのものはどうなのか。「甘い脂、あっさりしてるしプルプル」だと言う。
このかすは、牛の腸をスチームして下処理したものを、油の中にそのまま放り込んで揚げている。この油は、小腸から出た油なのだそうだ。
お店の人が解説するには、「小腸は揚げると油がどんどん出てくる。小腸から出た油で次の小腸を揚げる。自分で自分をセルフフライしている。」のだそうだ。
このかすは、牛の腸をスチームして下処理したものを、油の中にそのまま放り込んで揚げている。この油は、小腸から出た油なのだそうだ。
お店の人が解説するには、「小腸は揚げると油がどんどん出てくる。小腸から出た油で次の小腸を揚げる。自分で自分をセルフフライしている。」のだそうだ。
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またかすうどんは種類も豊富。「かすきつねうどん」はお揚げとかすでますますおいしい。
「かすカレーうどん」もあれば「肉かすうどん」もある。どんな組み合わせでも合うので、かすうどんのおいしさは無限大だ。
「かすカレーうどん」もあれば「肉かすうどん」もある。どんな組み合わせでも合うので、かすうどんのおいしさは無限大だ。
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かすうどんはどう生まれたか、KASUYAグループの社長・津野新三さんはこう説明してくれた。
「油かすが作られたのは明治時代の中頃です。旧埴生村に日本有数の食肉処理場があり、加工業者も集まっていました。牛の小腸を油で揚げた油かすが保存食として食べられるようになったのです。新しいうどんを開発するときに家庭料理としてあったかすうどんを広めたのが私たちKASUYAです。」
かすうどんは、焼肉屋さんで締めに食べることも多い。「大阪はうどん、冷麺は食べへん」と言いながら焼肉屋さんでかすうどんを楽しんでいる。締めのかすうどんだけを食べに焼肉屋さんにくる人々もいるほどだ。
「めちゃくちゃシマる!今日もいい1日やったな」と笑う大阪のおねえさん。本当に幸せそうだ。
「油かすが作られたのは明治時代の中頃です。旧埴生村に日本有数の食肉処理場があり、加工業者も集まっていました。牛の小腸を油で揚げた油かすが保存食として食べられるようになったのです。新しいうどんを開発するときに家庭料理としてあったかすうどんを広めたのが私たちKASUYAです。」
かすうどんは、焼肉屋さんで締めに食べることも多い。「大阪はうどん、冷麺は食べへん」と言いながら焼肉屋さんでかすうどんを楽しんでいる。締めのかすうどんだけを食べに焼肉屋さんにくる人々もいるほどだ。
「めちゃくちゃシマる!今日もいい1日やったな」と笑う大阪のおねえさん。本当に幸せそうだ。
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大阪に行く機会があったら、かすうどん、食べてみたいね!
【文:境治】
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