高市早苗氏は総理大臣にいずれなるのか?論客たちが徹底討論!
2022.01.24
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「そこまで言って委員会NP」が女性要人についてあらゆる角度から語る企画「そこまで知って淑女録」。今回はその2回目。キャスターの安藤優子氏を初めてゲストに迎えて5人の女性について洗い出した。
盛り上がったのは、自民党政調会長の高市早苗氏についての議論。番組からの「高市早苗氏に期待することは?」の問いかけに、論客たちはどう答えたか。
山口もえ氏はストレートに「いつの日か総理大臣に」と回答。「国際社会から見て日本は女性の総理が出ていないのは恥ずかしいこと。」との主張に、宮家邦彦氏が同調。
「おっしゃる通り。日本人の半分は女性。ドイツでも北欧でも女性のトップはいる。日本の企業も、役員に女性の数が少ない。もっと登用していいと思うし、総理大臣が出てもいい。」
「親分肌で政策通」と回答した元衆議院議員の豊田真由子氏はリアルな高市像を語る。
「議員時代に高市さんとたくさん仕事もした。政策通とよく言われるのは本当で、どんな政策も自分で調べて、腹に落ちるまで勉強する。女性の先輩議員は他人のために汗をかかない。それでは永田町では権力は取れない。高市氏や野田氏は面倒見が良く、私も声掛けいただいた。」
称賛する豊田氏に安藤優子氏から物言いが。
「自民党の女性議員は “おじさんたちが可愛がる女性”というのが一つのパターン。今回の総裁選で、高市氏も安倍元総理の力を借りて支持を広げていった。あの人もおじさんに可愛がられないとここまで来れなかった典型的なパターンだと思った。自分の足で立つことをこれからやらないと、支持基盤は広がらない。」
これに須田慎一郎氏が強く賛同。「おっしゃる通り、自立し一本立ちすることがこれから高市氏には求められる。最初は国会に無所属で出馬し新進党に入った。リベラリストである柿澤弘治氏のグループにいて、高市氏もリベラルズというグループを作った。最初、この方はリベラルな人だというイメージを持った。次に目に入った時には森喜朗氏の寵愛を受け・・・」
すかさず竹田恒泰氏が「寵愛というとエロく聞こえる」とツッコミを入れる。
須田氏が言い直して話を進める。「森氏が目をかけて育てていたので、出世していく。そして今度は小泉純一郎氏について郵政民営化に賛成し、奈良で女刺客として出た。そうなると自由主義者。順番に見ていくとこの人本当にタカ派なのか?変節している。」
ここで須田氏が豊田氏に質問する。
「一緒に仕事をしたことがあり立派な方だと言ったが、そういう声が自民党の若手議員から聞こえてこないのだが。」
豊田氏はまず安藤氏の話に戻る。「さっきの安藤氏の話は強く刺さった。出世してる女性議員は、立候補の時から見込まれて出てくれと言われて出る。力のあるおっさんに。」
“おっさん”というぶっちゃけた言い方に論客たちが沸いた。
「当選して生き残っていく時に、やっぱりおっさんの力がすごく大事。正しくないとか、ただ望ましくないと言ってもリアルな世界としてある。それが自分のポリシーや生きざまに反すると思っても、ここでやっていく以上そうせざるを得ない。須田氏の質問に答えると、今回高市氏は政調会長になった。個々の政策を担当する部会長は今までは副大臣を経験した人しかならなかった。その縛りを高市氏がなくして、4回生でも部会長に登用しているので、ちゃんと若手も含めていろんな人を使おうとの思いはある。小ネタで言うと、高市氏から私の誕生日にプレゼントとして洋服をもらった。2着のうち1着がすごいセクシーなキャミソール型のトップスでまだ1回も着ていない。」
これに門田隆将氏が「今度着てください!」と声を上げた。
この後、そもそも高市氏は岸田氏とまったく姿勢が違うという議論になったら門田氏が今度は真面目にこう述べる。
「永田町の人たちは岸田氏がいつ高市氏を更迭するか、その時に政局が起こるだろうと見ている。対中国にしても財政にしてもあらゆる意味で考えが違うから、ある時切るしかない。それが参議院選後なのか、いつになるか。」
これには須田氏が「参議院選挙で勝てば、3年間選挙はない。そうなると、自民党の役員任期である3年経った段階で、おもむろに人心一新をするのではないか。次の役員人事が起こったときに、高市氏交代は間違いないと思う。」と見解を語った。
高市氏については人により見方が違っていて面白い。果たして山口もえ氏が期待する通り、女性初の総理大臣になるのかどうか、国民としては見守っていきたい。
【文:境 治】
盛り上がったのは、自民党政調会長の高市早苗氏についての議論。番組からの「高市早苗氏に期待することは?」の問いかけに、論客たちはどう答えたか。
山口もえ氏はストレートに「いつの日か総理大臣に」と回答。「国際社会から見て日本は女性の総理が出ていないのは恥ずかしいこと。」との主張に、宮家邦彦氏が同調。
「おっしゃる通り。日本人の半分は女性。ドイツでも北欧でも女性のトップはいる。日本の企業も、役員に女性の数が少ない。もっと登用していいと思うし、総理大臣が出てもいい。」
「親分肌で政策通」と回答した元衆議院議員の豊田真由子氏はリアルな高市像を語る。
「議員時代に高市さんとたくさん仕事もした。政策通とよく言われるのは本当で、どんな政策も自分で調べて、腹に落ちるまで勉強する。女性の先輩議員は他人のために汗をかかない。それでは永田町では権力は取れない。高市氏や野田氏は面倒見が良く、私も声掛けいただいた。」
称賛する豊田氏に安藤優子氏から物言いが。
「自民党の女性議員は “おじさんたちが可愛がる女性”というのが一つのパターン。今回の総裁選で、高市氏も安倍元総理の力を借りて支持を広げていった。あの人もおじさんに可愛がられないとここまで来れなかった典型的なパターンだと思った。自分の足で立つことをこれからやらないと、支持基盤は広がらない。」
これに須田慎一郎氏が強く賛同。「おっしゃる通り、自立し一本立ちすることがこれから高市氏には求められる。最初は国会に無所属で出馬し新進党に入った。リベラリストである柿澤弘治氏のグループにいて、高市氏もリベラルズというグループを作った。最初、この方はリベラルな人だというイメージを持った。次に目に入った時には森喜朗氏の寵愛を受け・・・」
すかさず竹田恒泰氏が「寵愛というとエロく聞こえる」とツッコミを入れる。
須田氏が言い直して話を進める。「森氏が目をかけて育てていたので、出世していく。そして今度は小泉純一郎氏について郵政民営化に賛成し、奈良で女刺客として出た。そうなると自由主義者。順番に見ていくとこの人本当にタカ派なのか?変節している。」
ここで須田氏が豊田氏に質問する。
「一緒に仕事をしたことがあり立派な方だと言ったが、そういう声が自民党の若手議員から聞こえてこないのだが。」
豊田氏はまず安藤氏の話に戻る。「さっきの安藤氏の話は強く刺さった。出世してる女性議員は、立候補の時から見込まれて出てくれと言われて出る。力のあるおっさんに。」
“おっさん”というぶっちゃけた言い方に論客たちが沸いた。
「当選して生き残っていく時に、やっぱりおっさんの力がすごく大事。正しくないとか、ただ望ましくないと言ってもリアルな世界としてある。それが自分のポリシーや生きざまに反すると思っても、ここでやっていく以上そうせざるを得ない。須田氏の質問に答えると、今回高市氏は政調会長になった。個々の政策を担当する部会長は今までは副大臣を経験した人しかならなかった。その縛りを高市氏がなくして、4回生でも部会長に登用しているので、ちゃんと若手も含めていろんな人を使おうとの思いはある。小ネタで言うと、高市氏から私の誕生日にプレゼントとして洋服をもらった。2着のうち1着がすごいセクシーなキャミソール型のトップスでまだ1回も着ていない。」
これに門田隆将氏が「今度着てください!」と声を上げた。
この後、そもそも高市氏は岸田氏とまったく姿勢が違うという議論になったら門田氏が今度は真面目にこう述べる。
「永田町の人たちは岸田氏がいつ高市氏を更迭するか、その時に政局が起こるだろうと見ている。対中国にしても財政にしてもあらゆる意味で考えが違うから、ある時切るしかない。それが参議院選後なのか、いつになるか。」
これには須田氏が「参議院選挙で勝てば、3年間選挙はない。そうなると、自民党の役員任期である3年経った段階で、おもむろに人心一新をするのではないか。次の役員人事が起こったときに、高市氏交代は間違いないと思う。」と見解を語った。
高市氏については人により見方が違っていて面白い。果たして山口もえ氏が期待する通り、女性初の総理大臣になるのかどうか、国民としては見守っていきたい。
【文:境 治】
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