「便利な現代でも実際に現地へ足を運ばないと分からない事がたくさんある」香取慎吾MCの新感覚クイズ特番プロデューサーインタビュー

2024.09.02

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読売テレビは、MC香取慎吾、ニューヨーク屋敷裕政・青山テルマでお届けするクイズ×ドキュメンタリー「正解は現地で」を8月31日(土)ひる0時53分から放送された(現在TVerにて見逃し配信中)。
「現地に行かなければ正解がわからないクイズ」が出題される当番組を企画した演出・プロデューサーの上田洋也氏に、番組の背景と魅力について取材した。
―—この番組が誕生した経緯を教えてください

上田:みなさんも経験があるかと思うのですが…ネットで大体のことがわかる超便利な現代でも、実際に現地へ足を運ばないとわからない情報や結果ってたくさんあるな、と常日頃感じていました。“自分の目で確かめる”って面白いよなぁという極めてシンプルなこの一点の直感で、企画書を書いてみたら、これまでのどの番組よりもスラスラと書けまして。そもそもが、答えありきの番組作りに対して違和感を持っているというか、台本が書けないドキュメント性のあるバラエティが好き、という個人的な趣向がある気がします。

―—どんなクイズが出題されるのでしょうか?

上田:90分の放送時間の中で、計4問のクイズが出題されます。日本最南端であったり、中国の山奥であったり…たった1問のクイズに答えるためだけに、自ら現地へ向かう解答者たちの奮闘ぶりを楽しんで頂ければと思います。解答者のみなさんには本当に汗をかいてもらいましたので…。我々スタッフも解答者のみなさん同様に、現地に行ってみなければ本当に何もわからない…というドキドキ感続きのロケの様子も合わせて楽しんでもらえれば!」

出題されるクイズは
「日本で一番高いところに咲いている花は、何色?」
「日本最南端に飾られている芸能人のサインといえば?」
「中国にあるという"村人全員カンフーの達人の村"。その村で一番強い人物の『最強の技』といえば、何?」などネットで検索してもすんなりと答えが出てこないものばかり。

上田プロデューサーは「まだまだやりたいクイズがたくさんあります。スタッフ総出で結構な時間をかけて、結構な数のクイズを考えたので…。クイズを軸に置きながらも、秘境探訪、実験、人間模様が垣間見えるドキュメント…、ジャンルを問わない“遊び”を今後もどんどん試していきたいです」と、を単発特番に留まらない番組の可能性を強調する。

初タッグ!香取慎吾×屋敷裕政×青山テルマの絶妙な掛け合いで 出演者の新たな魅力を引き出す

香取慎吾、ニューヨーク屋敷、青山テルマという異色の組み合わせは番組発表直後からSNSでも大きな話題に。

番組では、香取慎吾、屋敷裕政(ニューヨーク)、青山テルマが初めてチームを組む。上田プロデューサーは収録前、出演者たちに対して「テレビ的な台本通りの進行や、VTR中の前のめりなリアクションはしなくてOK!家でテレビを見ている時のような素の状態で気楽に過ごしてほしい」と、伝えたとのこと。「VTR中も自由にお菓子を食べていたり、ジュースを飲んでいたり…3人の空気感が絶妙なので、視聴者のみなさんもスタジオの3人と同じように、気楽に楽しんで番組をご覧いただければ嬉しいです」とコメント。

この自然な雰囲気が、番組全体の魅力をさらに引き立てる。

収録を終えた3人からもコメントが寄せられ、

ニューヨークの屋敷裕政は「全部のテーマが気になるし、一回テレビつけたらずっと見てしまうんじゃないかなって感じの番組だと思う。1時間半ぐらいの番組の中で、4組が相当な時間と労力かけて現地に行ってるので、贅沢というか豪華な番組やなあと思いました」とコメント。また「お二人が思った以上に聞いたこと全部に答えてくれて、家でテレビ見てるぐらいのコンプラ加減というか緩い空気ですごい面白かった」と、チームワークの良さも強調する。

青山テルマも「今ってすごい便利な時代じゃないですか。何でもネット検索すれば出てくるし、答えが指先のすぐそこにある時代なんですけど、検索しても出てこない答えをわざわざ見つけにいくっていう、この面倒くさい作業が逆にこの時代に面白いなって思った」と番組の魅力を語った。

香取慎吾は「楽しかった!現地は良いですよね。現地は、良い。僕も最近だと打合せとかはコロナ禍でリモートが増えたけど、なんだかんだ距離って近いじゃないですか。だから相手のところに行って話すこと多いんですよ。『現地に行くよ』って言って。直接会うと話も早いし全然違う。現地、好きなんだよ僕。本当、僕にぴったりの番組」と語り、番組コンセプトへの共感を示す。

「スタジオもすごいゆったりしてて、『ロケに行ってない慎吾ちゃん』が見られます。でも、もし第2弾があったら、この中の誰か一人行かせようとか絶対NGだからね!どうしてもって言うなら草彅で!」と冗談交じりに付け加え絶賛した。
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