【大阪府】人生はたこ焼きと共に?大阪府民はたこ焼きと一緒に成長する!
2023.07.19
たこ焼きが好きかと聞かれたら、どこの県民も好きと答えるだろう。だが大阪府民にとってのたこ焼きは好きのレベルを超えて、幼い頃から大人になっても「共に人生を生きていく」ほどの存在らしい。そしてその付き合い方には成長に応じたステップがあるという。
ステップ1:子供のころ、近所の店でたこ焼きの味を知る
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まず子どもの頃は、近所に必ずあるたこ焼き屋さんでたこ焼きデビューする。大阪にはそこいら中に個人経営のたこ焼き屋さんがあるのだ。
「おばちゃんが一念発起して、プレハブで始めるみたいな」お店が学校と家の間にある。
ある住宅街にポツンと店を構える「たこひろ」は83歳の末廣ツギ子さんが一人で切り盛りする。
「おばちゃんが一念発起して、プレハブで始めるみたいな」お店が学校と家の間にある。
ある住宅街にポツンと店を構える「たこひろ」は83歳の末廣ツギ子さんが一人で切り盛りする。
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たこ焼き10個で230円と激安!小学生たちがやってきて、10個注文。出てきたら12個入ってるぞ!「お利口さんの子にはおまけしてあげるんです」とおばあちゃん優しい!さらにメニュー外の5個の注文にも応じて100円で提供。「子どもたち用に昔から出してます」と、利益より人情のおばあちゃん!
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子どもたちもここにいつも来ると言う。
「学校終わってから友達とここら辺に集まって食って、ここでバイバイしたり、もうちょっとだけ遊んだり。」「喧嘩してた時食べたら仲良くなる。」と言うからかわいい。
「学校終わってから友達とここら辺に集まって食って、ここでバイバイしたり、もうちょっとだけ遊んだり。」「喧嘩してた時食べたら仲良くなる。」と言うからかわいい。
ステップ2:青春時代、街に出て有名店の味を知る
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そんな子どもたちが中学高校と成長すると、電車で出かけて街の有名店でたこ焼きを食べるようになる。
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ミナミのアメリカ村は流行の発信地。そこにあるたこ焼き屋さん「甲賀流」は行列ができる人気店だ。今やたこ焼きの定番になっている網掛けマヨネーズを考案したのもこの店。
甲賀流で買ったたこ焼きは、目の前の三角公園(御津公園)で座って食べるのが定番。今たこ焼きを買った女子二人は中二の13歳と言う。アメリカ村でたこ焼き食べるのは「オシャレ!写真撮ったら映える!」のだそうだ。
甲賀流で買ったたこ焼きは、目の前の三角公園(御津公園)で座って食べるのが定番。今たこ焼きを買った女子二人は中二の13歳と言う。アメリカ村でたこ焼き食べるのは「オシャレ!写真撮ったら映える!」のだそうだ。
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別の二人は高校一年生。「中がほわほわで、今まで食べたたこ焼きの中でいちばんおいしかった」と激賞。
続いて天王寺にある有名店「やまちゃん」。
続いて天王寺にある有名店「やまちゃん」。
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「お待たせしましたヤングBです。」
今注文したティーン女子が説明してくれる。「ヤングBは醤油とマヨが合わさったやつです。」一見ソースかと思ったら、醤油だったのか。
今注文したティーン女子が説明してくれる。「ヤングBは醤油とマヨが合わさったやつです。」一見ソースかと思ったら、醤油だったのか。
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「ソースよりさっぱり目やから、ちょっと高級感。中はとろとろで、こんなおいしいたこ焼きない。天王寺とか来るようになって、新しいもん知ったって感じ。」
こうして、青春時代は近所のたこ焼き屋さんにはなかった新しい世界を知っていくのだろう。あるカップルの女子が言うには・・
こうして、青春時代は近所のたこ焼き屋さんにはなかった新しい世界を知っていくのだろう。あるカップルの女子が言うには・・
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「小さい頃は 地元の味しか知らんかったけど、電車で移動できるようになって、自分たちの中のたこ焼き検査値がすごい上がりました。」
たこ焼き偏差値!大阪府民しか持たない数値だ!
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ステップ3:大人になると自分好みの名店に行き着く
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そして大人が行くのは、お気に入りの名店だ。
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昭和28年創業の「うまい屋」が行きつけだと言うオカンは「大手チェーン店もあるけど、わたしはここ!」とこの店で決まりだそうだ。
なんと「うまい屋」さんは、ミシュランガイドで3年連続ビブグルマンに認定された名店。
大人だからわかる名店の味が堪能できる!
この店でたこ焼きを味わうベテランおじさんは「俺、たこ焼きと一緒に生きてきてん!」70歳というおじさんの言葉は深い!
なんと「うまい屋」さんは、ミシュランガイドで3年連続ビブグルマンに認定された名店。
大人だからわかる名店の味が堪能できる!
この店でたこ焼きを味わうベテランおじさんは「俺、たこ焼きと一緒に生きてきてん!」70歳というおじさんの言葉は深い!
さらに北区の「たこ焼き 寛子」さん。
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卵を多く使った黄色いたこ焼きを焼くのは、権野寛子さん。「あと2年したら90歳になります。」という寛子さんにとってたこ焼きとは、「生きがい」だそうだ。
さらに最近急増中なのが、たこ焼きをやべて一杯飲める「たこ焼き居酒屋」。
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あるお店では、みなさんがたこ焼きについて熱弁中。
「結婚するとき、家のたこ焼き器持って嫁いだの。たこ焼きがなかったら生きていけない!」
「たこ焼きは人生のパートナー。棺桶に入った時には花じゃなくてたこ焼きで埋めてほしい。
そこまでかよ!
他県民が縁日で食べる程度なのとは違い、大阪府民は人生のそれぞれに合ったたこ焼きの食べ方があるのだ。ちょっと特別な食べ物なのかもしれない。
「結婚するとき、家のたこ焼き器持って嫁いだの。たこ焼きがなかったら生きていけない!」
「たこ焼きは人生のパートナー。棺桶に入った時には花じゃなくてたこ焼きで埋めてほしい。
そこまでかよ!
他県民が縁日で食べる程度なのとは違い、大阪府民は人生のそれぞれに合ったたこ焼きの食べ方があるのだ。ちょっと特別な食べ物なのかもしれない。
【文:境治】
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