【京都府】本音と建前、勘ぐられたり勘ぐったり、ややこしいぞ!京都府民

2023.02.21

【京都府】本音と建前、勘ぐられたり勘ぐったり、ややこしいぞ!京都府民
©ytv
京都府民のコミュニケーションと言えばよく言われるのが本音と建前。言ってることをそのまま受け止めてはいけないようだ。有名なのがお茶漬けのススメ。
「ぶぶ漬け(お茶漬け)でもどうですか?」と言われたら、それは「そろそろ帰って」との意味らしい。

でもそんな京都独特のコミュニケーションが、時に京都府民の悩みにもなってつらいこともあるようだ。

まず、他県民からやたらと裏を勘ぐられてつらいそうだ。
四条通で出会った大阪府民と京都府民の仲良し女子二人連れに聞いてみた。京都府民女子は「裏表あるって言われる」と言われがちだそうだ。「京都人やし思ってもないこと言って」などと言われてしまう。大阪女子も「ニコニコしてるけどほんとに思ってる?」と突っ込まれていた。
©ytv
別の京都府民男性は自己紹介すると「出た!京都人出た!」と言われるそうだ。「今まで言ってたことすべてが裏表があるんじゃないか」と、特に大阪の人に言われることが多いらしい「大阪人に陥れられてる」と嘆く。
©ytv
一方、他県民に本音と建前が通じないのもつらいようだ。ビジネスの場で「他県民の人から提案いただいて『考えとくよ』って言うたら断ってるのに」と言う事があるそうだ。つまり「考えとくわ=興味ない」の意味なのに、「東京の人はホンマに考えてくれはると思ってアポがくる」という。「京都の人は大阪とか兵庫とか関東の人より優しい」からダイレクトに断らないと言いたいらしい。「もう鬱陶しい、次どうやって断ったろか」って、それ優しくなくない?
©ytv
また、ついつい裏を勘ぐってしまう自分もつらい、と言うのも京都人の悩みだ。
京都出身の夫に長崎出身の妻が「今日ゴミの日?」と言うので、夫はどうしても「出してほしいんだろうな」と考えてしまう。妻が「その店何?」と純粋に質問したのに「行きたいんかな?」と勘ぐってしまうそうだ。何を言われても「普段から気に掛けてしまう」と言う。「つらいですよ、額面通り捉えてる方が幸せ」だったら言葉通り受け止めればいいんじゃないの?

そんな風に勘ぐられたり、勘ぐってもらえなかったり、勘ぐりすぎたりで京都府民は本当にややこしいぞ!建前でしゃべるのやめればいいけど、それが京都府民の奥ゆかしさ、面白さだからいいのかな?

【文:境治】
この記事を共有する

新着記事

新着記事一覧へ

アクセスランキング