【山形県】ヤマザワないと俺ら死ぬ!山形県民になくてはならないスーパーマーケット!

2023.06.20

【山形県】ヤマザワないと俺ら死ぬ!山形県民になくてはならないスーパーマーケット!
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山形県内で店舗数最多のスーパーマーケット、ヤマザワ。お店の数が多いのは、それだけ山形県民の暮らしに密着した存在ということだ。農作業中の山形県民コンビに聞くと「ヤマザワができたら遠くても行ってみる。」というほど愛着があるという。ヤマザワの取材に来たと言うとなぜか「ありがとうございます。」と関係者でもないのに感謝された。

若い山形県民も「生まれた時には連れていかれる。」とまで言う。「ヤマザワで四季を感じる。」ほど、季節に合わせて品揃えをするそうだ。
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山形県民お父さんは「なくてはならない存在。」だと力説。「ヤマザワないと俺ら死ぬ。」って大袈裟だけど、それくらい県民の暮らしを支えてくれているのだろう。
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山形駅近くにも店舗があり、山形県を縦に貫く国道13号沿いにもある。県内になんと43店舗もあり、宮城や秋田にも進出している。
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1番の集客を誇る、松見町店に入ってみた。そんなに他県のスーパーと変わらないなと奥へ足を踏み入れると「山菜」と書かれたPOPを発見!山菜を並べたコーナーには、20種類もあるではないか!ふきのとうは知ってるけど、ぎんぽ、しどけ、こごみなどなど、あまりよく知らない山菜もある。
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お客さんに聞いてみると、揚げたらおいしいだの、おひたしがいいだの、調理法を教えてくれる。「山形の人はみんな山菜に詳しい。」のだそうだ。こんなにどっさり山で採れるのかと思いきや、栽培しているものだった。山形県はわらび・こごみ・たらのめの生産量が全国トップなのだ。

親子連れのお客さんに聞くと、お母さんが「お弁当にもわらび入れてたもんね」と言う。言われたお嬢ちゃんは「わらびだけは最初に食べてた」と山菜好きをアピール。わらびはどう食べるのが好きか聞くと「一本漬け!」と即答。おそるべし、山形キッズ!

他にも、下足天が大量に売られていたり、お好み焼きを棒に巻いたような、どんどん焼きもある。秋には食用菊が並び、山形県の独特の食文化が売り場に反映されている。謎なのが、サラミとカルパスの大量販売!なぜサラミ?どうしてカルパス?
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奥様が山形県民でご主人が東京から来たご夫婦がいた。ご主人が「妻の実家に行くと必ずカルパスが置いてあった。」と証言。今も不思議に思ってる様子。

そして山形県民の秋は芋煮!ヤマザワでももちろん、秋になると芋煮セットが売り場に並ぶ。それだけでなく、芋煮会用のかまどと大鍋を無料レンタルしてくれる。さすが、山形のスーパーだ!
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そもそもヤマザワは、創業者の山澤進氏が薬局として開業した。その後、スーパーマーケットが全国にできていった時代、山形初のスーパーをオープンさせ、以来県民に欠かせない存在となっていったのだ。

さらに、ヤマザワの4割の店舗でフードコートひまわりが営業中。そこのラーメンがまた県民に大人気だ。シンプルな醤油ラーメンで、ヤマザワオリジナルのちぢれ太麺を使っている。「絶対みんなおいしいと言う。」と誇らしげな山形県民。しかもお値段なんと390円!これは、それまで350円だったのが4月に値上げしての価格だと言う。県民は「100円あがっても食べにくる」と豪語。だってそれでも安いもんね。「永遠に食べたいラーメン。」とまで言うから、本当に愛されている。
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何から何まで山形県民の暮らしに寄り添うヤマザワ。この際、うちの近くにも出店してくれないものかなあ。

【文:境治】
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