【宮崎県】女子も普通!夫婦もよく来る!スナック王国宮崎はみんなが楽しい素敵空間!

2023.07.28

【宮崎県】女子も普通!夫婦もよく来る!スナック王国宮崎はみんなが楽しい素敵空間!
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スナックと聞くと、どうしても常連じゃないと入りにくく、薄暗い店内でおじさんたちが演歌を歌う隠微なイメージがあり、若い人たちは敬遠しがちではないだろうか。ところが宮崎県は人口10万人当たりのスナック軒数が176軒で全国1位。
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そしてスナックのイメージと違って若い人も慣れ親しんでいるそうだ。
街で出会ったアラサー会社員トリオに、飲みに行くならどんな店に行くか聞いてみた。
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「居酒屋行って、スナック行って、BARとか行って、またスナック!」あれ?スナックが2回出てきたぞ!「スナックは30代でもよく行くし、宮崎の人はスナックによく行きます。スナックが一番楽しい!」とほんとに楽しそうに言う。
青島海岸に息子さんといたサーファーのお父さんは「居酒屋行って、スナック行ってスナック行ってスナック」なんと、スナック3連チャンと回答!
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「20歳からスナックに行ってた。先輩が連れて行ってくれて、そのスナックをまた次の後輩に紹介していく。」若い時からスナックに行くのが当たり前。17歳の息子さんが20歳になったら?と聞くと「スナックゆみに連れて行く」息子さんの方も「楽しみです!」と嬉しそう。
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再び街で、おしゃれな宮崎レディに飲み方を聞くと「居酒屋、BAR、スナック」おっと、女性がスナック?だが全然普通のことだと言う。「世の中はスナックで学びます」人生の経験値が高まりそう。
そこで夜、宮崎市一の繁華街ニシタチに行ってみると、めっちゃ賑わっていてお祭りのようだ。
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ニシタチにある1,100店舗のうち、なんと約740店がスナックだという。まさにスナック王国だ。
人気店、「スナックSUN」に入ってみると、店内は明るくて広い!
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スナックといえば隠微な薄暗い空間というイメージを覆す楽しそうなお店。あっこママが元気に切り盛りしている。料金は、飲み放題カラオケ付き90分、4,000円と安い!だがこれは少し高い方で、宮崎のスナックの相場は90〜120分、飲み放題・お通し・カラオケ料金も含んで約3,000円〜4,000円といったもの。
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SUNでは焼酎の水割り・お湯割り・ソーダ割り・ロックがどんどん飲める上、生ビールも飲み放題だ。駄菓子食べ放題で、一軒で事足りちゃう。
カラオケを歌えば、知らないお客さん同士で盛り上がる。「ただいまって言って入ります」というほど、アットホーム。43歳と71歳の歳の差コンビがいた。親子かなと思ったら、このお店で知り合った飲み仲間で、週末は一緒にご飯を食べてスナックに来る友だちだという。
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「スナックSUNのファミリーですよ」と71歳のおじさんが笑いながら言う。
お店の人たちが「転勤する時は引き継ぎしてもらう」と言うのだけど、引き継ぎって仕事の話でしょ?
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「後任が来たら、昼間の会社の引き継ぎの後に、夜の引き継ぎのためにスナックに連れてくるのが礼儀」ってそうなの?
次に行ったお店「アダージョ」は、ぐっと変わって落ち着いた大人の雰囲気。お着物の久美子ママが迎えてくれる。すると、女性お一人で来店!また別の女性二人が入ってきた!女性がスナックに来るのは他県民にはイメージがないが、宮崎では当たり前なのだ。
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さらに、都城市のスナックを取材すると、男女のカップルが続々来店するではないか。ご関係を聞くと「夫婦です」と答える。「普通ですよ。」と当たり前のように言う。
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夫婦でスナックも宮崎では定番なのだ。
それにしても、宮崎ではなぜこんなにスナックが愛されているのか。ニシタチ街づくり協同組合理事長の齊藤友亮さんに聞いてみた。
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「スナックのママも含めて宮崎の女性は働き者。日向かぼちゃと呼ばれ、中身がしっかり詰まったしっかり者のイメージです。一方、宮崎の男性は、いもがらぼくと。芋がらの木刀のように中身がスカスカで役に立たないと言われてます。」
しっかり者のママさんが役立たずの男たちを「おかえりなさい」と迎えてくれる、心のオアシスとしてスナックが親しまれてきたという。なるほど、だからお客さんも女性が多いのか。男女が楽しく明るくわいわいお酒を飲む宮崎のスナック文化、いいなあ!
【文:境治】
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