空飛ぶ犬を1年間で10万枚撮影する、ワケあり飛行犬カメラマン登場!

2018.05.16

毎回、振り切った人生を送るワケあり人がスタジオに登場。ライセンス・藤原一裕、井本貴史、NMB48・渋谷凪咲の3人が、そのレア過ぎる世界を覗き見る「ワケあり!レッドゾーン」。4月1日の放送では、「ワケありフライングカメラマン」が登場した。

番組の恒例、ワケあり人が待つ部屋を隣室からMCの3人がのぞいたところ「…ナダル!?」の声が。そこには人気コンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダルさんに瓜二つの男がキャップをかぶって座っている。スタジオに3人が入り、至近距離でようやく本人でないことを確認したものの、キャップをとるとやはりナダルさんにしか見えない…。ネット上でも「ナダル!」の声が上がっていたこの善甫文治さんこそ、ワンちゃんが「空を飛んでいる様な写真」を撮る飛行犬カメラマン。飛行犬と言われても今ひとつピントこないが、犬が全力疾走するとき、4本足すべてが地面から離れる瞬間があるんだとか。そのあたかも空を飛んでいるような一瞬を逃さず激写するのが飛行犬カメラマンというわけだ。

善甫さんが飛行犬にハマったきっかけは、6年前に愛犬と飛行犬撮影会に参加し、犬が飛ぶ姿に運命を感じたこと。以来、先輩カメラマンから飛行犬の上手な撮り方やタイミングを教えてもらい、撮影機材も購入。4年間、愛犬と修業し、プロカメラマンとしてデビューした。今では年間400匹、10万枚を撮影、写真集も出版している。実際の飛行犬写真を見たMC陣からも思わず声が上がっていたが、確かに愛らしい。飛行犬は兵庫県の淡路島「南あわじドッグラン」が本拠地で、2005年に「飛行犬撮影所」として始まったそう。善甫さんによると、全国に飛行犬カメラマンは13人いて、全員で1年間撮影したものから写真集を出版しているとのこと。

番組では、善甫さんが普段どうやって飛行犬を撮影しているのかに密着。素晴らしい飛行犬写真を撮影する3大要素は、専用カメラ、柵で囲まれた独立した場所、本人の腕とのこと。善甫さん曰く、両手両足が水平に伸びているのは「スペシャルワンコ」で、なかなかレアなものらしく、犬の走るタイミングと撮影のタイミングがとにかく重要と力説する。そして飛行犬写真を撮影するために犬が走る距離、カメラマンの位置などを解説。さらにスマホでも飛行犬が撮影できる方法として、腕を三脚代わりにして、低い位置で撮影し、画面中央に犬を配置するというワザを教えてくれた。

番組では「ONとOFFが激しい!ギャップ犬」「華麗なる見事な水平跳飛び」など、善甫さんセレクトの飛行犬写真を次々と紹介したほか、「飛行犬撮影会」の模様もオンエア。かわいい7匹の犬が参加したこの撮影会で、善甫さんは2匹同時に撮影するW飛行犬撮影に挑戦するが失敗、しかし、さらに5匹同時撮影にチャレンジすると見事4匹の飛行犬撮影に成功。善甫さんも「最高ですね!」と興奮する1枚が披露されると、MC陣からも感嘆の声が上がっていた。ネット上でもかわいい犬たちの写真に「撮ってみたい」という書き込みがあるなど、多くの人が飛行犬に興味を持ったようだ。

【文:佐野 興平】
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