“眠りの小五郎”が眠らないで事件を解決した?『名探偵コナン』

2017.10.02

アニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜18:00~)9月30日放送回の「不思議な予知仏像」では、久々に自力で事件の謎を解く探偵・毛利小五郎の姿に「眠りの小五郎が眠らないで事件解決してる!」「あれ?解決した」「なんか違和感のある進み方」などと視聴者から驚きの声があがった。

今回、江戸川コナンは、不思議な仏像の謎を解くために山里の寺を訪れていた小五郎に同行していた。本堂にある十一面観音は誰も触っていないのに勝手に横や後ろを向くことがあり、仏像がそうなった後は必ず悪いことが起きるという。この時も仏像は後ろを向いていた。依頼主は、また悪いことが起きるかもしれないと不安になる。すると、本堂から女性の悲鳴が聞こえてくる。コナンたちが駆け付けると、女性の前には机に突っ伏して絶命している住職の姿が。その首筋にはナイフが突き刺さっていた。果たして犯人は?……というストーリー。

Twitter上を沸かせたのは、コナンのヒントを元にテンポよく事件のトリックを解いていく小五郎の姿だった。普段は、麻酔銃でコナンに眠らされ、知らない間に事件を解決しているのがお決まりなのだが、今回は小五郎が起きたままで推理を展開。その通りに犯人の自白まで引き出したのだ。そのため、「今日の小五郎のおっちゃんすごい、冴えてる」「こんな推理するなんて信じられない!」「今回、眠らないの?」などとこの話題で持ち切りに。

ところが、自白した人物は自らのトリックによって住職を殺害したと思い込んでいるだけだった。今回はそのトリックを利用した別人による犯行だったのだ。もちろん、それを見抜いたのはコナンだ。結局、小五郎はコナンに麻酔銃で眠らされ、事件の真相を語ることになる。これには「眠りの小五郎キター!!」「やっぱり眠りの小五郎が似合うw」「小五郎の推理ショーだ!」「小五郎、冴えてると思ったら眠りの小五郎あるんだねwww」などと、視聴者は“いつもの”が来た展開に大喜びの様子だった。

起きている時は珍推理をすることが多い小五郎だが、家族や友人が危険にさらされた場面では、自力で事件を解決しているエピソードも複数ある。本気を出せば、見事な推理力を見せるカッコイイ探偵なのだ。今回は、そんな小五郎の探偵としての“冴え”を感じるストーリーの1つとなった。

10月7日の放送は「機械じかけの目撃者」。次回は小五郎の“冴え”か、いつもの“眠りの小五郎”か、どちらが観られるだろう? 見逃せない。

【文:山田 奈央】
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