『半妖の夜叉姫』第35話は、犬夜叉、かごめ譲りのもろはの魅力が炸裂! もろは×竹千代の”名コンビ“ぶりも

2021.12.17

テレビアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜夕方5時30分~※一部地域を除く)の12月11日の放送は、第35話「決戦の朔(後編)」。
今週は、とわ、せつな、もろはが別行動で三者三様の戦いを繰り広げる中、朔の夜に妖力を失う半妖のとわとせつなに対し、その影響を受けない四半妖のもろはの活躍が際立つ回となる。

竹千代の用心棒として狸平家のお家騒動に馳せ参じたものの、狸平家大家老の狸穴将監と古狸妖怪・満月狸に敗れたもろは。そのリベンジのチャンスが、満月狸の塔の監視目玉が閉じる朔の夜だ。
将監はいよいよ狸平家を我が物にできると、上機嫌で城に帰還。しかし、その後にもろはを捕らえた将監が現れ、先の将監は八衛門狸が化けたものだと言い、すぐ捕らえるよう見張りの化け狸たちに命じる。
実はホンモノの将監は、先に城に帰還したほうで、後から来たのがニセモノたち(=将監に化けた八衛門狸ともろはに化けた竹千代)だったのだが、城内は大混乱。そこに乗じて城に忍び込んだもろはは、弓矢をこっそり取り戻すが、竹千代の弟・菊之助に見つかってしまう。
しかし、菊之助は後見人・将監の言いなりである自分に不甲斐なさを感じ、兄の竹千代と会ってお詫びをしたいと打ち明ける。そこに弥勒たちからの「前置きの長い手紙」を携えたタカマルが帰還。将監も現れるが、菊之助を抱えたもろはは、お手製の“はんぐぐらいだあ“をタカマルに引っ張らせることで城から脱出したと見せかけ、自らは城に留まることに成功!
もろはが向かったのは満月狸の本体が隠された塔で、満月狸に破魔の矢を射る。そこから竹千代、八衛門狸と合流するが、目の前に立ちはだかったのが将監だ。
いよいよ決戦のとき。もろはは超低速の爆流波を打ち、将監は切り札「天地返し」で再び応戦する。しかし、もろはと竹千代が協力して対抗策として放ったのは、弥勒たちが手紙で知らせてくれたシンプルな方法「天地返し返し」だった。これにより、ついに将監を打ち破り、満月狸も浄化され、狸平家に再び平和が戻る。
お家騒動は一件落着、竹千代が当主になる状況が整うが、竹千代は菊之助に狸平家を任せると言い、自らはこれまでと同じく屍屋で働くことを望む。また、もろはも「借金一両くらいがちょうど良いぜ」と竹千代からの報酬一両を受け取らず、菊之助に渡し、竹千代は将監に搾取されていた家来や領民に配ることを提案するのだった。

SNSには「もろはと竹千代の友情がほほえましい」「もろはと竹千代の絆が深まっている。名コンビ」などと “屍屋の賞金稼ぎコンビ”に沸く声が続出。ケンカをしながらも仲が良い「もろは×竹千代」を「犬夜叉×七宝」と重ねて見るつぶやきも散見された。
さらに、もろはの面倒見の良さや優しさ、破魔の矢を放つ際の「いっけぇ~!」という叫びが母・かごめに、豪快さや敵に対する煽り方が犬夜叉に似ていることから、「やっぱり犬夜叉とかごめの娘なんだなぁ」と、そのつながりを感慨深く見守る声も盛り上がっていた。

一方 、もろはの活躍の裏で、迫り来る妖怪・雪入道を、眠り続けるせつなが事前に備えていた策を使った妖怪退治屋たちが見事撃退。無事、朔の夜を乗り越える。
だが、とわは是露により公家妖怪・七星の館に召喚され、大きなピンチを迎える。七星が操る常夜の虫という妖怪に取り憑かれ、絶叫するのだった…。
そんなとわの身を案じるのは、夢の胡蝶が斬られたことで眠りから目覚めた、とわとせつなの母・りんだった。銀鱗の呪詛が進行し、苦しげなりんは、殺生丸と邪見に「最後にもう一度あの子たちに会いたい」と願うが…。
SNSではりんの苦しげな状態に「最後なんて言わないで」「殺生丸様にようやく会えたのに」と嘆く声も。もはや一刻も猶予がない状況で、とわはいかにこのピンチを乗り越えるのか!?


次回は、読売テレビ・日本テレビ系にて
12月18日土曜夕方5時30分から、
第36話「永遠にない場所」が放送!
※一部地域を除く

次回は、4歳のとわが令和にタイムスリップした後のエピソードが描かれる、とわの過去回! そして、時代樹の中にいる母・りんがせつなに託した願いとは…⁉

原作/高橋留美子「犬夜叉」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)
Ⓒ高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

【文・田幸和歌子】
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