【ミヤネ屋・蓬莱さんが解説】日本列島に数年に1度の大寒波が到来!今後はどうなる!?

2月に入り、強く・長期間の大寒波に見舞われた日本列島。
帯広では12時間で120センチの雪が降り、日本の記録を更新しました。
日本海側も雪が降る時には激しく、一気に積雪が増加しました。

今回の寒波は「数年に1度レベル」の珍しい強さ、これが正真正銘の「最強寒波」です。
日本周辺のみならず世界規模で昔より気温が上がっていますが、近年、気象が「極端化」傾向にあり、雨や雪が降る時には激しく降る、寒波がくる時には強く、猛暑になる時も強烈です。

原因は、偏西風の蛇行が大きくなっていて、今回は北極の上空にある冷たい空気が渦を巻きながら日本列島に流れ込んできたことによります。
近年、気候変動の影響で偏西風の蛇行が大きいのに加えて、海水温の上昇により水蒸気量が増え、雨や雪の降り方が激しくなっています。

雪の災害は、降って終わりではなく、今から後片付けする際に多く発生します。
雪の多い地域の方は、除雪作業中の事故と体調管理にお気をつけ下さい。

雪の少ない市街地でも氷点下の冷え込みの日が数日続き、体調崩した人も多いのではないでしょうか。
お風呂場の心臓発作、ヒートショックにも気をつけましょう。
脱衣所の温度を高めてから服を脱ぐ、浴室をシャワーで温める、掛け湯をしてから湯船に入るなど対策をお願いします。ご高齢の家族に声かけをお願いします。

今回の大寒波は、10日(月)にかけてとなるでしょう。来週半ばは上空の寒気も一旦、北へと退いて、地上の気温も上がってきそうです。その後は三寒四温でゆっくり春へと向かうでしょう。
3月は一気に暖かくなる見込みです。