11月10日に放送された読売テレビ「ytv漫才新人賞 ROUND2」を突破し、今春開催予定の「ytv漫才新人賞決定戦」への進出を決めた「オーパスツー」。松竹芸能勢として初めて同賞で決定戦にのぞみます。大ちゃんさん(32)、しんじょうさん(30)が携える松竹芸能への思い、そして覚悟とは。
―松竹芸能の芸人さんとして、初めての予選突破です。
大ちゃん:とにかくうれしかったですね。大げさな言い方になるかもしれませんけど、前例のないことをする。そこの意味も感じますし、突破できたことも、松竹勢で初めてということも、両方うれしさを噛みしめています。
しんじょう:今、12カ月連続で単独ライブをやっていて、毎月そこで新ネタをおろさないといけない。ネタは僕が書いているんですけど、これまでももちろんネタは作っていたものの「良いものができたらライブをする」という感じだったのが「必ずこの日まで仕上げないといけない」という納期ができる。この感覚は非常に大きなものでもありました。
もちろん毎月プレッシャーがあるんですけど、それがあるからこそ生まれるものもありますし、より深く、より濃く、ネタと向き合ってきたかなとは感じています。
大ちゃん:本当にその通りだと思いますし、僕の場合は相方がネタを作っているので、そこの重圧でピリピリしてきたなと思ったらメンタルケアをする。そういった感じでサポートしてきたつもりではあります(笑)。
しんじょう:無理してカッコつけんでエエねん(笑)。ただ、確かに気を遣ってくれているなぁとは思っていました。正直な話。
大ちゃん:リアルな話になりますけど「必要なケンカ」と「必要ではないケンカ」がある。ここは最近より強く意識してきたことだと思います。
ここだけは何となく済ますべきではない。そこではぶつかってもいいと思うんですけど、売り言葉に買い言葉みたいな流れでこちらも感情的になってぶつかる。これはやりにくさや効率の悪さだけ残して何も生まない。必要ではないケンカだと思うんです。
ちょっとした言葉尻かもしれないんですけど、何か言われてムカッとくることがあってもそこをグッと飲み込む。「なんやねん!その言い方は!」ではなく「いや、そんな言い方されたら、オレも悲しいわ」で返す。そういうところは心掛けるようになったと思います。結果、そのほうが要らないケンカは減るし、コンビとしての効率も上がる。それが体感できたからこそ、そのやり方を飲み込めたところもあると思いますし。
しんじょう:こちらとしても、以前だったら強く言ってくるようなところをマイルドに返してもらっているので、その変化は感じますしね。ただ、あまりにも何も言ってこなかったら、それはそれで「全部オレに任せてるやん!」という苛立ちも出てくるんですけど(笑)。 さ。それを入ってから感じました。
―松竹芸能の芸人さんとして、初めての予選突破です。
大ちゃん:とにかくうれしかったですね。大げさな言い方になるかもしれませんけど、前例のないことをする。そこの意味も感じますし、突破できたことも、松竹勢で初めてということも、両方うれしさを噛みしめています。
しんじょう:今、12カ月連続で単独ライブをやっていて、毎月そこで新ネタをおろさないといけない。ネタは僕が書いているんですけど、これまでももちろんネタは作っていたものの「良いものができたらライブをする」という感じだったのが「必ずこの日まで仕上げないといけない」という納期ができる。この感覚は非常に大きなものでもありました。
もちろん毎月プレッシャーがあるんですけど、それがあるからこそ生まれるものもありますし、より深く、より濃く、ネタと向き合ってきたかなとは感じています。
大ちゃん:本当にその通りだと思いますし、僕の場合は相方がネタを作っているので、そこの重圧でピリピリしてきたなと思ったらメンタルケアをする。そういった感じでサポートしてきたつもりではあります(笑)。
しんじょう:無理してカッコつけんでエエねん(笑)。ただ、確かに気を遣ってくれているなぁとは思っていました。正直な話。
大ちゃん:リアルな話になりますけど「必要なケンカ」と「必要ではないケンカ」がある。ここは最近より強く意識してきたことだと思います。
ここだけは何となく済ますべきではない。そこではぶつかってもいいと思うんですけど、売り言葉に買い言葉みたいな流れでこちらも感情的になってぶつかる。これはやりにくさや効率の悪さだけ残して何も生まない。必要ではないケンカだと思うんです。
ちょっとした言葉尻かもしれないんですけど、何か言われてムカッとくることがあってもそこをグッと飲み込む。「なんやねん!その言い方は!」ではなく「いや、そんな言い方されたら、オレも悲しいわ」で返す。そういうところは心掛けるようになったと思います。結果、そのほうが要らないケンカは減るし、コンビとしての効率も上がる。それが体感できたからこそ、そのやり方を飲み込めたところもあると思いますし。
しんじょう:こちらとしても、以前だったら強く言ってくるようなところをマイルドに返してもらっているので、その変化は感じますしね。ただ、あまりにも何も言ってこなかったら、それはそれで「全部オレに任せてるやん!」という苛立ちも出てくるんですけど(笑)。 さ。それを入ってから感じました。
左から大ちゃん、しんじょう
via ©ytv
―この一年で何がパワーアップ
大ちゃん:12カ月連続単独ライブの中でできたネタで今回も予選突破できましたし、実際にコンビとして筋力がついたという効果はあったと思います。
そして、もう一つあったのが「お、こいつら頑張ってるやん」と周りに感じていただく。ここも本当に大きかったと感じています。
作家さんやスタッフさんが実践的なアドバイスをたくさんくださる。それをもとに衣装も、髪型も改善しましたし、ネタの時の目線も変えました。達者な大人の皆さんが気にかけてくださる。これって本当にありがたいことですし、毎月ライブをやってきたもう一つの意味があったと痛感しています。
しんじょう:変えて結果が出ると、また次のアドバイスをくださる。そのアドバイスを実践していくと、また次のヒントをくださる方が出てくる。我がことながら、勢いがつく仕組みみたいなものを実感した一年だったなと思いますね。
―毎月ライブをやるとか、さらに出力高く頑張ろうと思ったきっかけは?
しんじょう:それまで松竹芸能の若手エースみたいな位置にいらっしゃった方々が次々と東京に行かれたんです。その中で、若手を引っ張っていくのはオレたちだという意識は強くなりましたし、松竹内のライブで何連覇もし続けたのもそうですし、自覚は明らかに出てきたと思います。単独ライブのタイトルを「松竹若手漫才と言えば、わてらや!」にしているのも、その覚悟の一つでもあるんです。
これまで「継続は力なり」という言葉をあまり噛みしめてはこなかったんですけど、今はその言葉が染みわたりますね。
大ちゃん:今回の予選突破もですし、今年あったことを普通にしていきたい。特別なことではなく、全てが当たり前のことで、そこにさらに上乗せをしていく。来年はそんな一年にできればなと。
結果を残して、お仕事をたくさんさせてもらって、しっかりとギャラもいただける。そんなことになったらいいなと。かわいがって、飲みに連れて行きたい後輩もたくさんいますし、そういったことも普通にできる。そんな状況が早く作れるよう、積み重ねをしていくしかないと思っています。
■「オーパスツー」
1991年12月18日生まれの大ちゃん(本名・北川大)と94年4月10日生まれのしんじょう(本名・新庄大貴)が2018年にコンビ結成。いずれも大阪府出身。デリートエンターテイメントを経て、松竹芸能に所属。11月に放送された読売テレビ「ytv漫才新人賞 ROUND2」を突破し、今春開催予定の「ytv漫才新人賞決定戦」への進出を決めた。
大ちゃん:12カ月連続単独ライブの中でできたネタで今回も予選突破できましたし、実際にコンビとして筋力がついたという効果はあったと思います。
そして、もう一つあったのが「お、こいつら頑張ってるやん」と周りに感じていただく。ここも本当に大きかったと感じています。
作家さんやスタッフさんが実践的なアドバイスをたくさんくださる。それをもとに衣装も、髪型も改善しましたし、ネタの時の目線も変えました。達者な大人の皆さんが気にかけてくださる。これって本当にありがたいことですし、毎月ライブをやってきたもう一つの意味があったと痛感しています。
しんじょう:変えて結果が出ると、また次のアドバイスをくださる。そのアドバイスを実践していくと、また次のヒントをくださる方が出てくる。我がことながら、勢いがつく仕組みみたいなものを実感した一年だったなと思いますね。
―毎月ライブをやるとか、さらに出力高く頑張ろうと思ったきっかけは?
しんじょう:それまで松竹芸能の若手エースみたいな位置にいらっしゃった方々が次々と東京に行かれたんです。その中で、若手を引っ張っていくのはオレたちだという意識は強くなりましたし、松竹内のライブで何連覇もし続けたのもそうですし、自覚は明らかに出てきたと思います。単独ライブのタイトルを「松竹若手漫才と言えば、わてらや!」にしているのも、その覚悟の一つでもあるんです。
これまで「継続は力なり」という言葉をあまり噛みしめてはこなかったんですけど、今はその言葉が染みわたりますね。
大ちゃん:今回の予選突破もですし、今年あったことを普通にしていきたい。特別なことではなく、全てが当たり前のことで、そこにさらに上乗せをしていく。来年はそんな一年にできればなと。
結果を残して、お仕事をたくさんさせてもらって、しっかりとギャラもいただける。そんなことになったらいいなと。かわいがって、飲みに連れて行きたい後輩もたくさんいますし、そういったことも普通にできる。そんな状況が早く作れるよう、積み重ねをしていくしかないと思っています。
■「オーパスツー」
1991年12月18日生まれの大ちゃん(本名・北川大)と94年4月10日生まれのしんじょう(本名・新庄大貴)が2018年にコンビ結成。いずれも大阪府出身。デリートエンターテイメントを経て、松竹芸能に所属。11月に放送された読売テレビ「ytv漫才新人賞 ROUND2」を突破し、今春開催予定の「ytv漫才新人賞決定戦」への進出を決めた。