“令和のシャーロック・ホームズ”が出会う『赤毛連盟』!『名探偵コナン』

2020.12.07

“令和のシャーロック・ホームズ”が出会う『赤毛連盟』!『名探偵コナン』
©ytv
アニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜18:00~)12月5日放送の「歩美の絵日記事件簿」では、ある作品を思い出す視聴者が続出した。

江戸川コナンたち少年探偵団は登校中、吉田歩美から絵日記について相談を受ける。それぞれに案を出し、コナンもアドバイスする。そんななか、通学路にある宝石店に人だかりができているのを見かける。店のショウウインドウには豪華な宝飾時計があった。店主が「町おこしのために」と仕入れた商品で、住民たちも興味津々の様子だ。装飾時計は世界に5本しかない限定品で、億はくだらないという。当然、万全のセキュリティで守られているのだが、コナンは泥棒に狙われていることに気が付く。そのきっかけは、コナンのアドバイスを受けて歩美が描いていた数日間の絵日記だった……というストーリー。

世界的に有名な探偵小説“シャーロック・ホームズ”シリーズ。なかでも『赤毛組合』や『赤毛連盟』などと訳される作品は多くの人に知られている。大まかなストーリーは、奇妙な団体から仕事を受けた依頼主が、ホームズのもとに相談にやってくる。調査に向かったホームズは、強盗が穴を掘り地下から銀行に忍び込むことを予期し、事件を未然に防ぐ――というもの。

今回の犯人も、リフォーム工事の音に紛れ地下に穴を掘り、宝石店の時計を盗もうとしていた。Twitter上では「これは現代の『赤毛連合』」「歩美ちゃんが『赤毛組合』の世界見たらこういう感じなんだ」「シャーロキアン(ホームズの熱狂的なファン)のコナンくんの口から出てこないことの方がびっくりした」といった声があがった。

過去にも、“シャーロック・ホームズ”シリーズのトリックを思わせるエピソードが存在している。読んだことのないという人や、過去に読んで忘れてしまったという人も、一度手に取ってみるとストーリーに新たな楽しみが生まれるかもしれない。

【文:山田 奈央】
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