ミートショック!肉が食べられない?他に食べられなくなったら困るのは何?

2022.01.27

ミートショック!肉が食べられない?他に食べられなくなったら困るのは何?
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コロナで痛手を受けた世界経済。昨年は各国がGDPを持ち直しつつあった中で、日本はコロナ前を下回ったままだった。その上、ガソリンや食料品などの値上げが相次ぎ、「令和のオイルショック」と呼ぶべき事態に。また半導体の不足が常態化した「半導体ショック」物流を混乱させる「コンテナショック」など、私たちを次々にショックが襲っている。

1月23日放送の「そこまで言って委員会NP」では「世界はショックであふれてる」と題して様々なショックをテーマに議論が盛り上がった。中でも私たちの生活に身近なのが「ミートショック」。巨大な中国市場での需要急拡大により、日本は米国産牛肉を中国に「買い負け」している。豚肉や鶏肉も不足し、他にも多くの食材を輸入に頼る日本では、「食べられないもの」が続出しかねない。

そこで番組から論客たちに「食べられなくなったら困るもの」を質問。ところが、時事的な議論のはずが、あらぬ方向に話が向かってしまった。

竹田恒泰氏は「香港の蟹」が食べられなくなると困ると言う。
「香港にめちゃくちゃ美味いカニ料理店がある。アンダーブリッジスパイシークラブ。香港に行くのはそれが楽しみでしょうがないが、今は政治的理由で入れなくなった。100%逮捕される!」
近藤大介氏が「香港国家安全維持法第38条はまだ適用されたことがない。竹田氏が最初のケースになるかもしれない。」と解説し、一同爆笑。
須田慎一郎氏の回答は「オートミール。筋トレをやっているので1日に取れる糖質が限定されている。60グラムで満足できるのはオートミールなのだが、全世界の生産量のうち8割が飼料。中国がバンバン牛肉買うからそっちに回って価格が高くなった。私も買い負けしちゃう。」と言うのでまたもや爆笑。
そこへなぜか山口真由氏が「体鍛えてるやつは、浮気してるよ。」と妙な絡み方をしてその場をシーンとさせた。

井上久男氏は「お寿司」と回答。「牛肉だけでなく、マグロなども世界で争奪戦が起きている。気候変動の関係で、近海で獲れる魚の種類も変わってきた。おいなりさんの大豆はほとんど輸入。そう考えるとお寿司だろう。」
番組秘書・野村明大アナがたこ焼きを挙げているのを見て「たこ焼きもそうですよね」。
これに須田氏が反応。「たこ焼きのタコってアフリカのモーリタニア産が一番いい。モーリタニアのタコの権利は、チャイニーズマフィアが持っている。一帯一路構想で借金漬けにされたから。元々はJICAが見つけて産業化し日本に輸出した。それが中国マフィアに乗っ取られちゃって、JICAもたまったもんじゃない。」ずいぶん話が逸れてしまった。
石川和男氏は「蕎麦・トンカツ・ハンバーグ」と3つも並べた。「立ち食いそばが好きでトンカツとハンバーグ、あとは餃子もあるわけよ。」好きなものを挙げているだけになっている。

立川志らく氏は「米」。「中国がマグロや牛肉、サンマなどを買っていく。おいしいものがばれている。絶対守らなければならないのが米。中国でも食べるが、本当の美味しい食べ方は知らない。米を食べるのが日本人だ。」との主張にオートミールを食べる須田氏が「おれ日本人じゃないみたいだ。」とすねる。
最後に番組議長・黒木千晶アナが山口真由氏の回答に「ストロングチューハイ?」と突っ込む。「この番組はストレスフルで未婚いじりされ、最後に可愛い千晶ちゃんに“山口さん、オチですから”と言われて、新幹線でロング缶を買って絶対それを飲んで帰るわけ。最近、新幹線の中でお酒売ってないからどうしても買いたくてコンビニに並んで並んで新幹線のドアに挟まれそうになって、ストロングチューハイの缶持って新幹線のドアに挟まれてる私って、論客として終わるなと思った。」何の話かわからなくなったところで番組が終わった。

議論は愉快だったが、様々なショックが今後私たちを襲うのは避けられそうにない。この番組で学んで、備えるべきかもしれない。ストロングチューハイがなくなるかどうかはわからないが。

【文:境 治】

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