え?広島県民のワンハンドグルメは○○○を揚げたやつ?さて、何でしょう?
2018.11.30
毎度おなじみ『秘密のケンミンSHOW』はけっこう“新語”を作り出す。新語と言っても普通の言葉を組合せるのでなかなかわかりやすい。11月29日放送回では“ワンハンドグルメ“なる言葉をさりげに使っていた。なるほど、街をぶらぶらしながら片手に持って食べるお団子やホットドッグの類いのことらしい。確かに日本中の町々で特有の“ワンハンドグルメ”がある。原宿ではクレープ、浅草なら人形焼きだろう。それを食べながら歩けば、その街の風情に浸れて楽しさ倍増。そこで全国のユニークな“ワンハンドグルメ”を紹介しようという特集だった。
紹介されたのは、秋田県は田沢湖の「味噌たんぽ」。米を潰して棒にまいた、きりたんぽを太く短くしたようなものに甘く味つけした味噌をつけて焼いて食べる。田沢湖近辺では昔から家庭で食されていたものらしい。
紹介されたのは、秋田県は田沢湖の「味噌たんぽ」。米を潰して棒にまいた、きりたんぽを太く短くしたようなものに甘く味つけした味噌をつけて焼いて食べる。田沢湖近辺では昔から家庭で食されていたものらしい。
次に登場したのは、兵庫県姫路市の「ちいかまドッグ」。市内の老舗、ヤマサ蒲鉾で売っているのだが、見た目は完全にアメリカンドッグ。だがかじると中から出てくるのはソーセージではなくチーズかまぼこ、だから「ちいかまドッグ」というわけだ。白くてふわふわしていておいしそう。
そしてとくに紹介したいのが最後に登場した広島県は宮島のワンハンドグルメ。広島名物のアレを揚げたものだ。アレですよアレ。牡蛎?・・・じゃなくて、お好み焼き?でもなくて・・・。ヒントはB&B。そう!もみじまんじゅう!
宮島にある紅葉堂というもみじまんじゅうのお店がはじめた食べ物で、もともと広島県民は少し時間が経って風味がなくなったもみじまんじゅうを、素揚げして食べる文化があったそうだ。だったらと紅葉堂さんが衣をつけて天ぷらのように揚げたらおいしかった。平成13年に売り出したらすぐに評判になり、宮島の町歩きのワンハンドグルメとして親しまれるようになったという。
宮島にある紅葉堂というもみじまんじゅうのお店がはじめた食べ物で、もともと広島県民は少し時間が経って風味がなくなったもみじまんじゅうを、素揚げして食べる文化があったそうだ。だったらと紅葉堂さんが衣をつけて天ぷらのように揚げたらおいしかった。平成13年に売り出したらすぐに評判になり、宮島の町歩きのワンハンドグルメとして親しまれるようになったという。
あんこの入ったもみじまんじゅうを揚げると聞くと一瞬引くけど、考えてみればあんこの入ったあんドーナツをみんな食べている。だったらもみじまんじゅうを揚げるのだって全然ありだろう。クリスピーな食感が元々のおいしさをさらにグッと高めてくれるのだ。
あんこだけでなく、チーズ入り、クリーム入り、瀬戸内レモン入りと味のバリエーションもいろいろある。こうなると、ひとつのスイーツと言えそうだ。
あんこだけでなく、チーズ入り、クリーム入り、瀬戸内レモン入りと味のバリエーションもいろいろある。こうなると、ひとつのスイーツと言えそうだ。
あの町にはあのおいしさ、その町にはその味わい。それぞれの町歩きになじむワンハンドグルメがある。町おこしの起爆剤としても使える気がする。日本中で片手で食べられるグルメが多彩に花開けば楽しそうだ。あなたの町にもきっとあるワンハンドグルメ、探してみよう!
【文:境 治】
【文:境 治】
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