最凶バディが選択したクライマックス「もう!泣くわ!こんなん!」清野菜名&横浜流星W主演『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』最終回

2020.03.16

最凶バディが選択したクライマックス「もう!泣くわ!こんなん!」清野菜名&横浜流星W主演『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』最終回
©ytv
清野菜名・横浜流星W主演の連続ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週日曜よる10:30〜)の最終話が3月15日に放送された。森島直輝(横浜流星)の復讐を止めるため、昏睡状態となった川田レン(清野菜名)。そしてレンの中に眠る別人格・リコが選択したこれからの人生に、Twitterでは「切なすぎる」「もう!泣くわ!こんなん!」「直輝の悲しみが伝わって来て辛い」といった反響があった。

前回、最愛の父・森島哲也(田中圭)を殺害した犯人への復讐のため、黒幕の佐島あずさ(白石聖)を殺害しようとナイフを手に持った直輝。しかしその直前、レンの別人格・リコがあずさをかばって刺されてしまった。緊急搬送されたレンが眠る病室で、直輝は自分の復讐のためにレンを何度も利用したことを詫びる一方、自分にはレンの中に眠るリコの存在が必要なことを語りかけるのだった。

刺されたレンのケガは治っていたが、それから1か月が経過してもレンが目覚めることはなかった。そんなレンを心配する囲碁喫茶の店主・加賀春男(升毅)と妻・佳恵(椿鬼奴)のもとに、直輝が現れる。そしてこれまで自分がレンを利用していたことを謝罪すると、加賀は「お前のせいで……お前がレンをミスパンダにしたからだ」と怒りをぶつける。

そして直輝は入院中の佐島源造(佐藤二朗)の元へ訪れる。佐島は娘・あずさとともに自首し、すべての罪を背負って生きる決意を固めていた。

自分が成し遂げた復讐のせいでレンとリコ、そして佐島家とさまざまな人を不幸にした。そう考えた直輝はレンの病室で「もう……終わりにするよ」と語り、病室の屋上へと上がる。
「パパ……今から行くから」
しかしその時スマホから流れたのは、自分がかつて制作していたミスパンダによる動画「パンダちゃんねる」。確認すると、そこにはミスパンダと捕らえられたフリーディレクター・神代一樹(要潤)の姿があった。
動画の中でミスパンダは、これから自分が嫌いなグレーな人間をボコボコにすることを宣言。さらに「私の仲間を呼びたいと思います!」と、それぞれ6種類の動物の仮面をかぶった“ザ・サファリパーク”のメンバーを紹介するのだった。

動画が配信されると世間はミスパンダを探すため、現れそうなところの大捜索がはじまる。訳が分からない直輝はレンの病室へ訪れると、ベッドにその姿はない。そこには「2人でシロクロつけよう」という置き手紙が残されていた。

そしてミスパンダが車に乗り込むと、運転席には神代の姿が。神代はある日、ミスパンダの正体がレンであることに気づいて病室へ訪れたが、そこにいたのはすでに目覚めていたリコだった。するとリコは神代に、直輝をしばらく見張っていて欲しいと懇願。その後、神代によって直輝が自殺をする可能性があることを知ったリコは、それを阻止するためにミスパンダとして動画を配信したのだ。ちなみに“ザ・サファリパーク”は神代が手配したエキストラだった。

そして直輝はついにミスパンダであるリコと対峙。これからは1人でミスパンダを続けるから、この体を絶対にレンに渡さないと宣言し、直輝に襲いかかる。しかしそんなリコを「下手な芝居はやめろ!」と抱きしめる直輝。
するとリコは「私はレンに戻るよ。もう夢はかなったから」と語る。

リコの夢とは何なのか? 目覚めたリコはかつて自分を虐待し、さらには殺害しようとした母・川田麻衣子(山口紗弥加)と面会をしていた。その時、麻衣子はリコに「生まれてきてくれてありがとう……私の娘でいてくれて、ありがとう」と語ったのだ。これがリコのたったひとつの夢だった。
「ミスパンダ……君に会えてよかった」
直輝はこう語り、リコの願いを受け入れるのだった。

レンは自分の部屋で目覚め、日常が戻った。アルバイト先の囲碁喫茶に向かう道中に直輝とすれ違うが、レンが振り返ることはない。直輝により、ミスパンダと直輝の記憶が消されていたのだ。
直輝は自宅の鏡の前にいた。そして鏡の前でシロップをたらし、自らに催眠をかける。この展開にTwitterでは「自分にかけるの!?!?!?えええぇ!」「ラスト直輝がけ」「まさかまさか…」といった驚きの声が。そして直輝の中にあるレンとリコ、そしてミスパンダの記憶が次々と消去されていくのだった。

生まれ変わったレンは、パンケーキ屋へ訪れた。そこには直輝の姿があり、2人はそれぞれ別の席で同じパンケーキを注文。黙ってシロップをかけはじめる。生まれ変わった2人がまた出会うことがあるのか? Twitterでは「記憶を消しても何度でも出会う2人か」「真っ白に出会い直した2人のこれからがみたい」などの期待を込めた書き込みが相次いだ。

【文:高山 惠】
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