失われた教育レベルを取り戻すためには教師への予算を増やすべき!
2022.03.10
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バブルが弾けて以来まったく持ち直せない日本。失われた20年と言われてからさらに10年経ち、失われた30年とも言われる状態だ。失われたのは経済だけでなく、政治も教育も信頼を失った。それぞれなぜ信頼を失い、どうすれば取り戻せるのか。3月6日放送の「そこまで言って委員会NP」では3つのテーマで論客たちが徹底討論した。
ここでは教育について取り上げる。日本の教育レベルは下がる一方で、東京大学でさえ世界大学ランキングで35位だった。これをどうすれば取り戻せるのか。
山口真由氏は「高等教育の無償化」と回答したが、話が逸れていく。「自分はすごく勉強ができたが勉強が楽しいと思ったことは一度もない。何のために勉強したかと言えば、点数取るため。楽しいと思ったことはある?」と同じく東大卒の番組政策秘書・野村明大アナに聞く。
「自分は山口さんのような点数を取ったことないので。」との返事に山口氏は「そうだね〜」となぜか納得した。
竹田恒泰氏は、教科書のつまらなさを問題視。
「歴史の教科書を読んで面白いと思ったことは皆さんないはず。自分は教科書を作る時に、この教科をどうしたら子供たちが好きになるか楽しむかの観点で書いた。歴史に限らずとにかく日本の教科書はつまらない。」
須田慎一郎氏は「教師の数を増やす」と回答。「教師の数を増やすべきなのに、財務省が反対した。その上、公立学校の教師は残業代がつかない。これも財務省が予算つけないから。教育にお金をつけないのが最大の問題。」
今回久々の出演となった「ビリギャル」の著者・坪田信貴氏も主張。
「先生たちは頑張っている。一方で保護者対応など子供と向き合う以外の仕事を山ほどしなくちゃいけない。進路指導を学校の先生にやらせないことが大事。学校に就職した人が、将来芸能界で頑張りたいですと言う子に“いや芸能人は大変だぞ”と言っても何の説得力もない。先生たちが子供たちと1人向き合う仕事に全力を尽くせるようシステムを作っていくべきだ。」
橋本五郎氏は須田氏に賛同。「教育問題は簡単だ。先生の数を増やす。先生の給料を上げる。先生を尊敬する。この三つでいい。」
竹中平蔵氏も教師の役割を重視。「先生の役割は生徒の心に火をつけることに尽きる。ところが教員資格を持っていないと教壇に立てない。ものすごい参入障壁がある世界。だからいろんな問題が起きてくる。一方、大学は国が管理して補助金が1.1兆円出てるから競争しない。そこを変えなきゃいけないのだが、教育改革を前面に掲げた内閣は中曽根内閣以降ない。」
田嶋陽子氏は「これを言ったら女の人に嫌われると思うが」と前置きしこう言う。
「今の親は専業主婦の人たち。本来ならすごい能力を持ち他のところで活躍できる人たちが教育の名のもとに子供1人におぶさっている。専業主婦の人たちが自分の仕事を持って子供から離れることが、子供一人一人を大事にする一つの条件のような気がする。」
これに今回のゲスト厚切りジェイソン氏が「父親も子供にもっと貢献すべきだと思う。」と話を広げると田嶋氏が「そう。日本は父親がいない。」と賛同した。
これに山口氏が「でも千晶ちゃんは専業主婦のお母さんでこんなに立派に育った。」と絡んできた。番組議長・黒木千晶アナの話だ。
田嶋氏が「なんで個々の問題を出すのか。媚びるんじゃないよ。」とキツく返したのを黒木アナは「ありがとうございます、私は親に大切なことを教えてもらって育ったから」とまとめようとするのだが田嶋氏は「そんなことはいいんだよ」とさらに突き放した。
何の話かわからなくなったが、教育レベルを取り戻すには教師の数を増やし残業代も払うなどの改善をする必要がありそうだ。これに政治と行政が本気で向き合ってもらいたいものだ。
【文:境 治】
ここでは教育について取り上げる。日本の教育レベルは下がる一方で、東京大学でさえ世界大学ランキングで35位だった。これをどうすれば取り戻せるのか。
山口真由氏は「高等教育の無償化」と回答したが、話が逸れていく。「自分はすごく勉強ができたが勉強が楽しいと思ったことは一度もない。何のために勉強したかと言えば、点数取るため。楽しいと思ったことはある?」と同じく東大卒の番組政策秘書・野村明大アナに聞く。
「自分は山口さんのような点数を取ったことないので。」との返事に山口氏は「そうだね〜」となぜか納得した。
竹田恒泰氏は、教科書のつまらなさを問題視。
「歴史の教科書を読んで面白いと思ったことは皆さんないはず。自分は教科書を作る時に、この教科をどうしたら子供たちが好きになるか楽しむかの観点で書いた。歴史に限らずとにかく日本の教科書はつまらない。」
須田慎一郎氏は「教師の数を増やす」と回答。「教師の数を増やすべきなのに、財務省が反対した。その上、公立学校の教師は残業代がつかない。これも財務省が予算つけないから。教育にお金をつけないのが最大の問題。」
今回久々の出演となった「ビリギャル」の著者・坪田信貴氏も主張。
「先生たちは頑張っている。一方で保護者対応など子供と向き合う以外の仕事を山ほどしなくちゃいけない。進路指導を学校の先生にやらせないことが大事。学校に就職した人が、将来芸能界で頑張りたいですと言う子に“いや芸能人は大変だぞ”と言っても何の説得力もない。先生たちが子供たちと1人向き合う仕事に全力を尽くせるようシステムを作っていくべきだ。」
橋本五郎氏は須田氏に賛同。「教育問題は簡単だ。先生の数を増やす。先生の給料を上げる。先生を尊敬する。この三つでいい。」
竹中平蔵氏も教師の役割を重視。「先生の役割は生徒の心に火をつけることに尽きる。ところが教員資格を持っていないと教壇に立てない。ものすごい参入障壁がある世界。だからいろんな問題が起きてくる。一方、大学は国が管理して補助金が1.1兆円出てるから競争しない。そこを変えなきゃいけないのだが、教育改革を前面に掲げた内閣は中曽根内閣以降ない。」
田嶋陽子氏は「これを言ったら女の人に嫌われると思うが」と前置きしこう言う。
「今の親は専業主婦の人たち。本来ならすごい能力を持ち他のところで活躍できる人たちが教育の名のもとに子供1人におぶさっている。専業主婦の人たちが自分の仕事を持って子供から離れることが、子供一人一人を大事にする一つの条件のような気がする。」
これに今回のゲスト厚切りジェイソン氏が「父親も子供にもっと貢献すべきだと思う。」と話を広げると田嶋氏が「そう。日本は父親がいない。」と賛同した。
これに山口氏が「でも千晶ちゃんは専業主婦のお母さんでこんなに立派に育った。」と絡んできた。番組議長・黒木千晶アナの話だ。
田嶋氏が「なんで個々の問題を出すのか。媚びるんじゃないよ。」とキツく返したのを黒木アナは「ありがとうございます、私は親に大切なことを教えてもらって育ったから」とまとめようとするのだが田嶋氏は「そんなことはいいんだよ」とさらに突き放した。
何の話かわからなくなったが、教育レベルを取り戻すには教師の数を増やし残業代も払うなどの改善をする必要がありそうだ。これに政治と行政が本気で向き合ってもらいたいものだ。
【文:境 治】
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